危険信号
こんにちは。
発毛キャンプ®トレーナー椿山です。
今日のタイトル「危険信号」ですが、頭皮の色について書きたいと思います。
頭皮の色って、そんなにあるの?って思うかもしれませんが、性別や年齢、健康状態や食生活などによって体は貴方にそれを知らせようと、頭部には様々な信号をおくりあなたにお知らせしています。
一番健康な状態は生まれて3~5歳くらいまででしょうか・・・・
その後はその人が送っている生活環境などによって変わっていきます。
先ず、健康な状態として言われているのが・・・
頭皮の色が「青」正確には「青白い」状態が良い状態と言われていますよね。
次に「黄色」ですが、黄色も写真のような極端な黄色はかなりまずいですが、糖化の初期状態であれば改善可能なので、黄色信号という感じだと思います。
糖化なのか日焼けなのかについては、その方の職業やライフスタイルのヒアリングから推測していきますが、黄色もしくは茶色から下写真のように頭皮の色が改善していけば、次は発毛へと進んでいきます。
※上記写真はビフォーアフターで同じ場所で撮影
問題なのは赤い頭皮です
信号機と同じで赤色は危険信号です。
こんな感じ
この様に頭皮が赤い方で抜け毛が気にならないという方は稀にしかいないくらい赤い頭皮は危険視号を超えています。
実はこの赤い頭皮も2種類存在します。
1つ目は・・・・うっ血によるもの
2つ目は・・・・炎症によるもの
1つ目の「うっ血」ですが、簡単に言うとこれは血流が滞っている状態です。血流が滞ればもちろんむくみも生じてきます。
このむくみも血流の滞りも毛髪には大敵です。
栄養や酸素の供給も滞り、老廃物の排出もできなくなっていき、健康な毛髪の育成には程遠い環境といえるでしょう。
また、2つ目の炎症に関しては
体の中で皮脂腺が一番多い部位が頭部なのですが、その皮脂腺から分泌される皮脂が酸化し、「過酸化脂質」になることによってその過酸化脂質が頭皮の炎症の原因となるのです。
もう少し詳しくご説明すると
皮脂の過酸化作用 皮脂有害性について考えると、紫外線の照射による過酸化脂質の生成がある。表皮上に存在する過酸化脂質の主な物質はスクワレンであることは明らかにされている。そして紫外線による照射エネルギーに比して表皮過酸化脂質が増加することもわかってきた。さらに生成された過酸化皮質(ヒドロベンチルオキシド)は皮膚細胞への毒性を有し過酸化反応が進んでホルマリンやマロンアルデヒドなどのアルデヒド類が生成されることも報告されている。 表皮過酸化物の加齢変化を調べると、20才代で最低を示し、10代、30代、そして加齢と同時に徐々に増加していく。(図A)また、アトピー性皮膚炎患者や肝斑などにおいて、皮膚の抗酸化能力が低下したためと思われる。さらに強力な参加ストレスにさらされた場合や、生成された過酸化脂質(スクワレンヒドロペルオキシド)を洗浄しないで放置していた場合は、他の未過酸化脂質への移行が明らかにされている。 表皮細胞の過酸化移行によって表皮、真皮細胞に障害を与えることが報告されている。 アトピー性皮膚炎患者の表皮上では、過酸化脂質からほかの脂質への酸化作用が伝わることも考えられる。また、酸化のストレスによって角質層中のカタラーゼの酵素活性が低下していくことも考えられる。 皮膚は外界との接触臓器であるため、様々な酸化ストレスに直接さらされる。 その中で最も強力なものは紫外線と思われる。また、排気ガスや環境汚染などにも影響されるという報告もある。
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もう一つは、シャンプーのし過ぎや、粗悪なシャンプー、スタイリング剤などの影響で皮膚常在菌のバランスが崩れ、増えすぎた常在菌の一部が出す老廃物が酸化し、頭皮を刺激し炎症し、痒みを生じることから掻くことで頭皮に過度の刺激が加わり頭皮の代謝異常→ふけ→ふけを餌にする常在菌が繁殖→老廃物の増加→酸化→炎症→痒みといった具合に負の連鎖が始まってしまうということで頭皮全体に炎症が拡大していくこともあります。
どちらにしても赤い頭皮は抜け毛の元凶であることは確かなので早期の対策が必要となってきます。
予防法や改善方法については次回のブログで詳しく紹介いたします。