AGAについてここ数日AGAの疑問点について書いてきた。
今日はここ数年で急に言われ始めた「FAGA」についての疑問を書き残しておこうと思う。
昨今、薄毛と言えば「AGA」が原因であるといった流れになってきているが、はたしてそうだろうか?
何故私がこのAGAに関してここまで疑問を持つのかに関しては理由がある。
薄毛の方の相談を30年やってきて今ほど若年層の薄毛はいなかったし、女性で薄毛に悩む方も今ほどいなかったからだ。
もちろん薄毛の悩みは表面化することが少なく、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまうようなセンシティブな悩みだけに正確な全体像はつかめないにしても、ただ単に客観的に頭髪の状態を観察していても30年前と現在ではかなり違っている。
今や若い女性でも薄毛の傾向にあるのは一目瞭然だ。
その薄毛を一括りに「AGA」と決め込んでいいのだろうか
かなり無理があるのではないかと思う。
男性に至ってもそうだ。
もちろん薄毛は若い若年層にも起こりうるが、30年前は今ほど若い人の薄毛は多くなかった。
そこで、今日のテーマでもある「FAGA」についてだが、このAGAについては引き続きよくまとめられたサイトから引用していこうと思う。
そのサイトにはこのように記述されている。
女性のAGA「FAGA」のメカニズムの詳細はまだ解明されていませんが、ホルモンバランスを崩して女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンが優位になることにより、このような流れと同じようなメカニズムになっているのではないかと考えられています。 |
何度も言うが、このサイトに書かれていることは一般的にどのサイトでも言いまわしているもので、現在一般的な意見と言えるので間違いだ!と言っているわけではない。
この記述からも判るように、「~~と考えられている」という文章で締められている。
この~と考えられているという言い回しはどの様な時に使うのだろうか。またその意味は?
ちょっと調べてみた。いろんな「意義素」があるみたいなので参考に書いておこう。
〇実在・実現するかもしれない状態
〇成り行きについて、そうなるだろうと想像されているさま
〇特定の性質や状態が見られること
〇確定的事実としてではないが考証推測させるさま
という意義があるようだ。
三番目の特定の性質や状態が見られること、という意義素以外は多分そうだろうといった仮説の域から出ていないことに対する言い回しだという事がわかる。
さて、このような多分そうなのだろうといった見解で、ホルモン剤を処方するAGA治療をやっていいのだろうか。
また、この女性のFAGAに関しては文中にあるように「ホルモンバランスが崩れ」といった説明がなされていることが多いが、そのホルモンバランスを崩した「原因」についてはなんの言及もない。
これはほとんどこういったサイトでは共通していて、現象の仮説しか述べず、その現象を引き起こした「原因」について考察しているサイトは皆無だ。
このように出ている現象(症状)は何らかの原因があって然りなのに、その原因を解明する事を怠っている。
その様な多分そうだろう・・・といったレベルの仮説から体にとって重要なホルモンを外から入れ込んでいいものだろうか・・・
AGA治療を試してみようと思っている方は今一度考えるべきではないだろうか。
今日の疑問は短めに済まそうと思う。
AGAでよく出てくるものに、「テストステロン」や「5αリダクターゼ」といったものがあると思うが、まずテストステロンについてだが、テストステロンとは男女ともに存在するであろうホルモンなのだが、さてこのテストステロンの働きってどんなものなのだろうか。
今回のブログ内容はある一部の人に向けた内容となっている。
それは、薄毛改善・発毛育毛を提供している側の人間だ
AGAが薄毛の本質ならば、次のことに疑問を持ってほしいと思う。
まず冒頭で書いたように、テストステロンや5α‐リダクターゼやそれが結び付いたジヒドロテストステロン(DHT)などは本当に悪者なのだろうか・・・・
テストステロンは男性ホルモンの代表格、そのテストステロンがなかったら身体はどの様になるのだろうか・・・
どんな役目があるのだろうか・・・
リダクターゼとは還元酵素となっているが、還元酵素とはそもそもどんな働きを持っているのだろうか・・・?
また、5α還元酵素欠損症といった疾病名があるが、欠損すれば病気になり、増えれば脱毛リスクが上がるという事は、その増減をコントロールしているものは何なのか?
要するにそもそもの「原因」は何処にあるのだろうか・・・?
疑問を持って見ていけば自ずとその実体が見えてくるのではないだろうか・・・
全ての説はもっと大事な「原因」からくる「現象」を見ているだけではないのだろうか。
定説・常識・当たり前の情報から何を読み取るのかがとても大切なような気がするが、あなたはどう思う!?
前回のブログからAGAについてもう一度見直すべきではないかと思い、現在のAGAの理論、またはその治療法などについて疑問に思うところをあげていこうと思う。
さて、前回のブログではAGAってこんな風に言われていますよね!ってところで終わっていましたので、中身を見ていこうと思います。
AGAは、以下のようなメカニズムで進行します。
AGA(男性型脱毛症)の仕組み
AGAは、一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
男性の場合、主に睾丸から男性ホルモン(テストステロン)が分泌されています。
そしてこの男性ホルモン(テストステロン)は血液中に混ざって体中を流れます。
この男性ホルモンであるテストステロンが、血液を通して頭皮に存在する 「5αリダクターゼ」 という酵素と結びつくことで、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。
DHT(ジヒドロテストステロン)は、毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合して脱毛因子「TGF-β」を増やします。
この脱毛因子「TGF-β」が毛乳頭や毛母細胞へ「髪の毛がぬけるように」と指令を出します。
その作用で、髪を製造している毛母細胞は分裂活動を停止。髪の毛は、ヘアサイクルのうちの「成長期」という期間を十分に経ないまま「退行期」⇒「休止期」へと移行し、髪が太く長く成長することなく短くて細い状態で抜け落ちます。
うぶ毛の状態からなかなか成長できなくなる髪の毛の本数は徐々に増加し、薄らと地肌が目立つようになって薄毛へと進行していきます。
(グレー背景部分あるサイトより転載)
この文章をお借りしてきているサイト内容はかなりちゃんとしてて、商用的な理論にならないように構成されている薄毛対策のサイトとしてはかなり評価できるサイトではないかと思う。
では、検証をしていこうと思います。
いくつかの疑問を呈しますが、私の疑問にお答えできる方がいらっしゃったら是非コメントいただければと思います。
AGAの原因は「遺伝」とあるが、遺伝にもさまざまな説があるが、必ずしも遺伝しているという事は考えにくく、どの様に(O型・M型・複合型など)薄くなるかという薄毛の型は遺伝傾向はみられるが、何歳で遺伝が発症するのか!?などは遺伝していないと思う。
2つ目は「男性ホルモンが原因」ともどのサイトにも記載がある。これは確かに男性は一生涯全く薄毛にならずに生涯を終えるという事は無いことは私も理解している。しかしこれは女性もしかりで、老化とともに皮膚も髪の毛も老化し薄毛傾向になるという事から、男性ホルモンが原因だという事は言い切れないと思うのだが、どうだろうか・・・
また、男性ホルモンが原因というが、薄毛になる年齢(時期)の違いについてはどう説明するのか?
テストステロンが5αリダクターゼ(レダクターゼともいう)という還元酵素と結びつくことによりDHT(ジヒデロテストステロン)を生み出し、毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合し脱毛を進行させるとある。このレセプターとの感受性(結合しやすいお互いの形)が遺伝するといわれているために、遺伝説はあると思うが、何故頭髪のみその現象があらわれるのだろうか。
脱毛因子「TGF-β」が毛乳頭や毛母細胞へ「髪の毛がぬけるように」と指令を出します
とあるが、これには異論を唱えたい。
抜けるようにと指令を出すのではなく、DHT自体毒性が強くが毛母細胞や毛乳頭に強い刺激となり、その刺激により代謝を速め、成長期が短くなるのではないかと思う。
そもそも髪の毛には回数券が有り、17~18回しかサイクルしないといわれているので、3年が2年になっただけでも18年早く薄毛になるという事になる。
しかし、男性型脱毛症(AGA)と言われている脱毛根には粃糠性のように毛球部に尻尾みたいなものは存在しないのが疑問だ。
このせいで産毛化が進むともあるが、その他の原因として皮脂腺の肥大化によるもの。または血流不足(毛細血管のゴースト化)などの原因の方が産毛化の原因としては割合が多いように感じるがそのあたりはどの様な見解なのだろうか・・・・
ざっとこんな感じで疑問が生まれる。
もちろん書いてあることに嘘は無いし、薄毛の一要因であることは間違いないと思うが、そのトリガー(本当の原因)となるものがあるように思うが皆さんはどうだろうか。
こんにちは。
世の中には、科学的根拠!科学的根拠!エビデンス!エビデンス!と口癖のように言っている方々がいるが、はたしてこの世の中にある答えのどれほどが「真実」なのだろうか
半世紀しか生きていない私だが、定説や常識だったものが悉く覆され、新たな仮説が生まれ、またそれを真実と思わせるようなキャンペーンが行われてきた。
果たしてこの進化したとされる現代でどれほどの真実に人類は触れているのだろうか。
最近では、「男性薄毛」の90%の原因は「AGA」だとする論調が目立つが、果たしてこのAGAとは何なのか!?
また、AGAが唱えているメカニズムが本当に「薄毛」の原因なのかについても今一度疑問を持って見ていくことが今後の「薄毛改善」「発毛」進化に必要なことではないかと思っている。
そこで、この「AGA」についてその仕組みや理論を見直してみようと思っている。
まず、AGAとは何なのかについて、簡潔で判りやすく書いているサイトが有りましたので、そのサイトに書かれてある内容を見ながら検証していこうと思います。
AGAとは
AGAとは、Andro Genetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことをいいます。
AGA「男性型脱毛症」は、成人男性に(近年では女性にも)よくみられる脱毛症のことです。
薄毛やハゲで悩む男性の90%以上がAGAが原因と言われていますので、男性の薄毛・ハゲの人の大半がAGA(男性型脱毛症)を発症しているということができます。
前頭部の生え際や頭頂部の髪のどちらか一方、または双方から薄くなっていくのが特徴で、早ければ思春期以降くらいから、50代以降では半数の人が発症すると言われています。
この様に書かれています(グレーの文字背景)
この先、このAGAの仕組みについての内容について検証していきますが、今回の検証は情報量が多くなりそうですのでいくつかのブログに分けてお伝えできればと思っております。
先ずは発毛育毛を生業としている方は、もう一度AGAの理論を見直してみてください。
どこかに発毛のヒントが隠されているかもしれません。