こんにちは。
今日は、間違えてほしくない化粧品選びについて書きたいと思います。
弊社が開発したスキャルプ用オールインワンジェル「GOCELL」を最近では女性の方がお顔用の美容クリーム代わりに購入していただく方が増えてきました。
購入された方には出来るだけご使用になられての感想をいただいているのですが、その中に「つけても乾燥している感じが残る」といったような感想をいただきます。
突っ張る感じだとかっていう感想もあります。
これについて、少し本来の化粧品の在り方について考えてみたいと思います。
弊社のGOCELLは皮膚本来の機能や皮膚常在菌を正常に戻していくというのがコンセプトになっております。
一般の化粧品では皮膚に塗布してすぐに「しっとり」「つやつや」など実感することがあると思いますが、それはただのっけているだけで、あなたの皮膚本来の姿ではないのです。
その証拠にしっとりつやつや成分が入っていない化粧品を使ったら、とたんになんだかつっぱる・・・カサカサになった・・・などと言うはずです。
実はあなたのお肌の本来の姿はその「突っ張る」「カサカサ」のお肌だということを受け入れるべきなのです。
皮膚本来の保湿機能や、代謝、皮脂膜などの保護機能が全く働いていない証拠です。
また、そのような皮膚全般の本来の機能を元に戻すには、つけてすぐ戻るなどと言うことは絶対にありません。
最低でも1か月、年齢によってこれも変化しますが、完全に戻すには数か月かかる方もいるでしょう。
その期間、我慢できずに上塗りの化粧品を使い始めればまた元の木阿弥でしょう。
そうは言っても・・・・きれいな肌でいたい・・・
わかりますよ
奇麗な肌でいたいのは解りますが、奇麗?正常なお肌ではないから、根本的に改善していく必要があるのです。
その時だけしっとり感を感じたいのか・・・自分のお肌がしっとりしたお肌になりたいのか・・・
さてあなたならどちらを選びますか?
こんにちは。
今日は、現段階では解明できていない件について書こうと思います。
タイトルとして挙げるならば
「皮脂分泌量と皮脂中過酸化脂質量の関係について」というタイトルになるだろうか。
皮膚にとって「皮脂」は重要な役割を果たしていることは常識だろうし、皮脂中過酸化脂質が増えることによって皮膚トラブルが増加するという事ももちろん知っていると思う。
ちょっと次のグラフを見てほしい
これはある大手メーカーS社が皮脂中の過酸化脂質量について調べたグラフである。
表皮過酸化物の加齢変化を調べると、20才代で最低を示し、10代、30代、そして加齢と同時に徐々に増加していく。ということが分かっている。
では、次のグラフも見てほしい。
同じS社の調べた「各部位の年代別皮脂量変化」なのだが、グラフでもわかるように、10代後半から20代にかけて高い数値を出し、加齢とともに徐々に低下していっているのが分かると思う。
この2つのグラフを見て気づいただろうか?
皮脂分泌量は低下していくのに過酸化脂質量は増加していっている。
過酸化脂質とは皮脂中に12%含まれるスクワレンが酸化したものということであるならば、皮脂の量が低下すれば過酸化脂質量もおのずと低下するのではないかと考えられるのだが、反比例して増加していっているのだ。
この矛盾に対していくつかの仮説は立ててはいるのだが、残念ながら明確な答えを持っていない・・・
是非専門家の方でこのブログを読んでくださった方がいたら、この謎についてお答えしていただけないだろうか。
よろしくお願いします。
自宅で発毛キャンプ®
こんにちは。
今週は広島~神戸と出張続きでブログ更新が遅くなってしまいました。
今回のブログでは発毛サロン施術者にとって知識よりも技術よりも、もっと重要になるのでは?という事について書こうと思います。
もちろんこれは今発毛に頑張っている薄毛の方々にも重要なことであるのでしっかり読んでほしいと思います。
皆さんは二重盲検法という検査方法をご存知ですか?
Double blind testとも呼ばれているテスト方法なのですが、このブログでは出来るだけ簡単に書きたいと思いますので、もし詳しく知りたい方は後でググって勉強してくださいね。
二重盲検法とは、お薬や治療法の効果について正確にデータを取りたい場合に用いられるテスト方法で、お薬であれば投与される「患者」にも投与する側の「医者」にもどういった薬を投与したのかという情報を与えないというテスト方法なのですが、なぜこのように両者に目隠しする必要があるのか??というと・・・
1つ目には、患者に働く「プラセボ効果」をなくすため
そして、医者側には観察者バイアスが働かないようにするためということになっています。
観察者バイアスって言われてもピンとこないと思いますが、観察者効果とも言って、観察者である医者などが、その目的に合わせた言動を無意識レベルで行うことによって、検索結果に誤差が生じるのだそうです。
何かを治したい!これは効果あるかも!などと観察者(発毛では施術者)が自信をもってお客様に接するということは、それだけで効果に差が出るということなのです。
また、プラセボ効果も最大に発揮させるには、自分が行っているコンサルティングにおいて絶対の自信と、そこで使われる商材や技術も自信・確信のある施術者が説明をすることでお客様には最大のプラセボ効果も発揮できるということなのです。
逆を言うと、今やっていることに自信確信がなく、疑問や戸惑いがあればそれはお客様に何らかしらの言動から伝わり逆プラセボ(本来なら改善するはずが、施術者の自信なさげな説明や技術によって改善しない)も発動しかねないということを肝に銘じていてほしい。
人間はメンタルな生き物なのだ
オリンピックの射撃の名手といわれていたラニーパッシャムという選手を知っているだろうか。
1972年当時で彼は、世界一の射撃技術を持っていると自負していました。
がしかし・・・当年のミュンヘンオリンピックで彼はことごとく10点の的を外し銀メダルに終わるのです。
そこから学んだことはメンタルの重要性でした。
数々のチャンピオンに会い、メンタル面の研究をしていった彼は、2年後、1974年の世界選手権で金メダル8個を含む15個のメダルを獲得する快挙をなし遂げ、モントリオールでも金メダルに輝きました。
彼の言葉に
実はここからもわかるように、このシステムは!この担当者は!この育毛剤は!について信用信頼をしなければ効果は出にくいし、またそこをしてもらえるように施術者が自信確信をもってお客様に接しない限りお客様が求めるどこよりも素晴らしい結果は得られないということを肝に銘じておく必要があると思う。
それがなければ何をやっても何を使っても並以下にしかならない。
常在菌 未分類 皮膚
こんにちは。
皮脂の酸化について今日も持論を展開していこうと思います。
先日セミナーでの質疑応答で、この皮脂の酸化スピードについての質問をいただきました。
「皮脂は5~6時間で酸化してしまうという話を聞いたことがあるのですが・・・」
私の答えは「NO」でした。
この5~6時間という数字がどこから出てきたのか気になっていくつかのサイトをググってみたら、ある記事(ブログ)にこの5~6時間という記述があり、確認できました。
これはあくまで商品(シャンプーや洗顔剤)を売りたいショップやメーカーの理論ではないかと思い、大学や研究所と言われるようなところの教授や研究員らの文献はないかと探してみました。
その中に、「ス ク ア レ ン の 酸化反応速度」という文献があり、内容を確認いたしました。
答えを先に言うと、「ハッキリとわからない」というのが答えではないでしょうか。
この文献の冒頭にはこのように書かれています。
「そ れ らの速度を定量的に 討 した研究 は非常 に少なく,速 度解析の研究 はほとん ど行 われ ていな い。」
そうなんです。
あまりにも研究データが少なすぎるのです。
皮脂を構成する成分は、ワックスエステル(約25%)、スクアレン(約12%)、トリグリセライド(約60%)と言われています。
このうち酸化しやすいのがスクワランという物質です。
この酸化しやすい皮脂中12%のスクワランの酸化スピードの文献の結論は
ここに回分型反 装置封入酸素 力 化より,ス クアレンの酸化反 速度を測定 し,微 小な酸化領域の酸化 動を 討し以下の点が明らかになった。 1) 過酸化物生成反 は,非 常に い誘導期とその約10³倍の速度を持った加速期の2段 階で進行する。 2) 反 過程を 起反 と反 中間体の連鎖反 を考慮した反 過程によって解析 した。過酸化物の生成速度は,反 初期では 起反 が,ま た,加 速期では連鎖反の速度によって支配されることが分かった。 3) 反 初期の誘導期と過酸化物が微量生成 して起こる加速期の両期間において,総 括的な脂質の酸化反応速度は脂 質 濃 度 に 関 して 一次 反応 で表 され,そ の 速 度 定数は次 式 の 通 りで あ る 。 k1(h-1)= 6.3×108exp (-1.1× 104/T) k2(h-1)= 8.7×1012exp (-1.2× 104/T) |
「ス ク ア レ ン の 酸 化 反応 速 度」
スクワレン以外は、脂肪酸とグリセリンに分かれ、保湿や弱酸性に保つ役割をしているわけですが、弱酸性に保つということは酸化にブレーキをかけてくれているわけです。
皮脂と常在菌のバランス、皮脂の質、そういったものが正常であれば、酸化のスピードはかなり緩やかに推移するでしょうし、紫外線などに当たる時間などでも大きく違ってくるでしょう。
トリグリセライドなどは中性脂肪なので、食べたものが大きく左右します。
そうなってくると、文献等で出された数字は確かに1つの参考値にはなるとは思うけど、その人その人によって酸化スピードは違ってきて当然ということなのです。
それに、生きている人間の皮膚上では常に皮脂膜の循環は起こっているので、表面の酸化した皮脂、その下の皮膚と密接した新しい皮脂という層になっていると思うので何時間で酸化し、皮膚トラブルになるのか!?という理論は実験レベルでは測れないと思うのです。
何が言いたいのかというと、何かの情報を受け取ったら、その情報について自分なりに深く検証する必要があるということだと思うのです。
ネットの情報にしても研究者が出した情報にしても、また、このブログの情報にしても100%正しいという情報はないと思うのです。
すべてを鵜吞みにせず、すべての情報をリンクさせ判断していかないということです。
自宅で発毛キャンプ® 講習会
こんにちは。
今週月曜日は鹿児島にて「発毛キャンプ®システム説明会」第2弾をCiero様のご協力で開催してきました。
場所は城山ホテル内にあるサロンにて行われました。
参加は、8サロン、2ディーラー12名の参加で、サロン内は移動が困難なほどギュウギュウ詰めの状態で行われました。
そのうち3サロン様は前回も参加していただいていたサロン様で、お時間を作っていただき頭の下がる思いでしたm(__)m
最前列の方はもう1mもない位至近距離で、暑苦しかったろうな~~(^^;とは思いましたが、まぁこれ位近くで話をさせていただくと、私のエネルギーが伝わっていい感じのセミナーとなりました。
このセミナーには育毛の大先輩と思しき方も参加で、名刺の肩書も凄くて、「一級毛髪診断士」「美顔術士」「日本育毛協会会員」と書いてあるじゃないですか・・・・
そんな大先輩に講習するとは恐縮したりでしたが、講習が終わり、その先輩から嬉しい言葉をいただきました。
先輩:「今日は講習ありがとうございました。目から鱗で、自分が学んできたことがこんなにも進化しているとは御見それいたしました・・・」「やっぱり育毛・発毛理論もかなり進化しているのですね・・・」
と・・・・
確かに私も30年近く発毛・育毛を研究してまいりましたが、ここ数年で飛躍的に理論が刷新され、それにより結果も数倍出るようになってきたと思います。
今までの毛髪理論や皮膚理論といった枠に囚われていると、大事なものが見えなくなってしまいます。
それにはちょっと突拍子もない観点から俯瞰的にみる必要があるのですが、今まで勉強をしっかりやってきた人であればあるほどその枠から抜け出れずに堂々巡りをやってしまいがちです。
その枠から脱出するには、常識レベルの理論に触れるのではなく、まったくアプローチの違う理論構成をし、結果を出しているメソッドに触れることです。
そうした刺激こそが今の壁をぶち破るきっかけとなると思います。
講習後も4サロンのオーナーと場所を移し、意見の交換をしました。皆さん素敵な方々ばかりで、実に有意義な時間を過ごせた鹿児島でした。