あなたは洗剤を飲んだことがありますか?
あなたは洗剤を飲んだことがありますか?
というトンデモなタイトルですが、実際洗剤(界面活性剤)を飲んだことがあるという人は、ほとんどいないだろう。(まぁ飲んだらこの世に存在しないのだから・・・)
しかし、今の生活の中ではこの洗剤(界面活性剤)がとても身近な存在であり、危険性がないというわけではないという事を知っておかなければなりません。
飲んだことが無いという方でも、危険性はあります。
それは、「経皮吸収」というルートによってそれが可能なのが界面活性剤の怖さでもあるからです。
覚えているだろうか、神奈川県内にある病院で点滴に界面活性剤を混入し入院患者を殺害したという事件を・・・
この事件は界面活性剤の危険性を広く国民に認知させた事件であったと思います。
まず、界面活性剤はどのような作用があるのかという事を知っておかなければいけませんので界面活性剤の働きとはどんなものかを見ていきましょう。
界面活性剤の作用はたくさんありますが、その中でも7つの主要な働きについてみていきましょう。出来るだけ専門的な表現は避け簡単に書きますね。
1、乳化作用・・・油と水を混ぜることができるという作用です。
2、気泡洗浄作用・・・これは界面活性剤の作用の中でも身近な作用でしょう。
3、殺菌作用・・・消毒剤などにも界面活性剤は使われています、それはこの殺菌作用があるためで、前述した大口病院で起こった殺人事件にはこの消毒剤混入がされたようです。
4、帯電防止作用・・・読んで字のごとくです。柔軟剤等にも界面活性剤は使われています。
5、柔軟作用・・・同上
6、浸透作用・・・界面活性剤はタンパク質を壊す作用がありますので、皮膚などにも浸透していきます。この作用があり経皮吸収の害が心配なのです。
7、溶解作用・・・溶解とはそう・・・溶かすことなのです。化学的にいえばちょっと違うのですが、「溶かすこと」で覚えていてください。
この7つの作用というのが「界面活性剤」の働き(作用)なのです。
ピンとこない人のために1つだけ「溶解作用」の凄さを画像でお伝えしようと思います。
これは、市販のUVクリームをプラコップにいれ数日間経過観察したものです。
この様にたった6日間でプラコップの底が抜けてしまいます。
プラスチックを溶かしてしまうものを、お肌につけたり、お口の中に入れたりしているわけです。
さて、本当に大丈夫なのでしょうか?
また、経皮吸収と経口吸収ではどちらが危険性があるのか!?また経皮吸収で一番吸収する場所はどこなのか!?については次号お届けします。