タイプ別ケア法
再生医療の考え方をベースとした発毛技術をここ8年ほどやってきて解ったことがある。
今や発毛技術には必須アイテムとして「幹細胞培養液」があるが、この培養液を使えばすべての人が生えるかというと、そうではないことは言うまでもない。
これは当然のことである
薄毛の原因は、10人いれば10人とも違う
その原因に対してどのようなアプローチをしていくか!?が施術者の腕の見せ所なのだが、いくら経験と知識を積んでも解らないことがあるのが現状である。
例えば、発毛・育毛関係の書籍を読むと、その3分の1はシャンプー不要説が書かれている。
確かに固形の石鹸で1か月に1度程度の洗髪しかしていなかった時代から、今やありとあらゆる合成洗剤が使われ、毎日1回は最低でもシャンプーをする時代になってきた。
清潔好きな方は1日2回、朝晩シャンプーしたり、夏場は汗をかくたびにシャンプーするという方までいる。
そんなシャンプー事情から、私も薄毛の原因を探っていた30年前は、このシャンプー剤が原因で薄毛が進行しているのではないかと考え、シャンプー剤選びはかなり慎重に行ってきた。
いっそのこと多くの書籍に書かれているように、シャンプーすらしない方が良いのではないかと考え、シャンプー剤使用をやめた時期もある。
が、しかし・・・
私にはシャンプー剤を使わないという方法は合わなかった。
それは、私の肌タイプやスタイリング剤の使用の有無、種類、または食事内容などを考えるとシャンプーを使わないことで頭皮のコンディションが悪くなるという事がわかった。
このように、発毛・育毛はその人のすべての情報から最善の改善方法を導くことにある。
ただ何かを使えば、ただインナービューティーをすれば・・・などといった簡単なことではないのだ。