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やっとここまで来ました

私が幹細胞に着目したのは再生医療においてIPS細胞などがメディアに出始めた頃でした。

 

その当時は幹細胞コスメといえば植物系幹細胞賦活活性化成分を使ったコスメが出始めた頃でした。

 

その植物系の幹細胞活性化成分を用いて美容液を作ったのが10年前。

 

それから美容で使えるヒト脂肪由来幹細胞培養液に出会うまで7年かかりました。

 

3年前の夏に初めてヒト脂肪由来幹細胞培養液コスメと出会い、すぐに30年間培ってきた発毛メソッドに組み込み培養液を使った発毛メソッドを完成させました。

 

その当時は国内生産の培養液はなく、そのほとんどが韓国製、もしくはアメリカ製のもので、国内に入ってきているのは韓国産培養液がほとんどだったのではないでしょうか。

 

韓国はコスメ大国ですので、こういったものもかなり日本を先行していたのですが、私自身、国内のコスメに関しても信頼度が低かったのに、韓国産というものに信頼度が低いのは言うまでも有りませんでした。

 

しかし、当時はそれしかなく、信じて使ってみることにしました。

 

早速再生医療では基本的な考えである「ティッシュエンジニアリング(生体組織工学)」をもとに施術工程をつくり、そこにお客様と寄り添って改善を目指す伴奏型コンサルティングによる薄毛改善メソッド「発毛キャンプ®システム」との組み合わせによる薄毛改善メソッドを10数人のモニターを使い行ってみることにしました。

 

その結果はすさまじく、早い人は1か月もしないうちに発毛を実感し、ビフォーアフター写真では驚くほどの結果が出ました。

 

これは私自身もまったく期待していなかった結果でした。

 

そんな培養液コスメが国産で出来たらどんなに凄いことになるのだろうと思っていたのです。

 

今は韓国製でもこれだけの結果が出るところに、国産で出来たとしたらというワクワク感で国内で培養液を販売しているところを探し求めたのですが、これがなかなかの難問だったのです。

 

当時、培養センターは国内にもかなりの数ありましたが、当たり前ですが当時は再生医療に使用する幹細胞の培養センターとして存在していましたので、培養液の販売等は殆どやっているセンターがなかったのです。

 

先ず培養液とはセンターにとっては医療廃棄物でそれを販売するなどとは全く考えていなかったと思います。

 

そこに追い打ちをかけるように再生医療業界では色んな不祥事があったり、培養センターの認可基準がとても厳しくなり国内の培養センターの数は極端に減っていった経緯もあり、培養液を手に入れることは極端に難しくなっていったのです。

 

それが、あるご縁で某メディカル関連企業と知り合う事が出来たのですが、そのメディカル企業の傘下に再生センターや培養センターを持っているという奇跡の出会いがあったんです。

 

もちろんこの出会いにより国産培養液コスメ製造という夢はかなり手が届くところまでやってきました。

 

ところが・・・ここからが遅々として進まず1年・・・・2年・・・と月日ばかりが過ぎていきました。

 

その間にも私の考案した発毛メソッドは全国の理美容室の方々に支持され始め広がっていっていましたので、早く国産培養液コスメを作って、サロン様に使っていただき、お客様が喜ぶ姿をたくさん作って欲しいという想いは増していました。

 

そして3年・・・

 

やっと国産培養液、国産コスメの製造販売が出来るところまで来ました。

 

待ちに待ったこのコスメでしたので、この3年という月日はとてつもなく長く感じました。

 

その恋焦がれてやっと出来上がった国産ヒト脂肪由来幹細胞培養液エキスコスメの発表会を全国4か所、福岡・大阪・名古屋・東京にて開催することとなりました。

 

今回の商品では売りが4っつ

 

① 国産培養液であること

② 最新のnanoPDS技術の採用

③ GFの配合比率がコスメの常識を超えていること

④ コスメにおけるティッシュエンジニアリング

 

が挙げられます。

 

ここまで最新のコスメは現在国内においては存在していないと思います。

 

是非内容確認をしに来てください。

 

全国発表会場は

 

※全会場「参加費無料」
<名古屋会場>
日時:2018827日月曜日14001700
場所:愛知県名古屋市中区栄5丁目26-39 GS栄ビル2F
 
<福岡会場>
日時:201893日月曜日13001500
場所:812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街4-8
<大阪会場>
日時:2018910日月曜日1300~1600
場所:〒530-0001大阪市北区梅田2-5-25 ハービスPLAZA貸会議室6F-2号室
<東京会場>
日時:2018年9月11日火曜日13:30~16:30
場所:株式会社タチカワ東京支社(芝公園徒歩3分)
〒105-0014 東京都港区芝3丁目3-12 松下ビル2F
※注意・・・各会場で開始時刻が異なっておりますので要確認お願いいたします。
お申し込みは下記からお申し込みください。

    会社名(店舗名)【必須】

    参加される方のお名前(代表者)【必須】

    参加会場【必須】
      

    住 所【必須】

    電話番号【必須】

    メールアドレス【必須】

    ご質問等がありましたらご記入ください

     
     
     

    シャンプー38度説

    最近発毛・育毛関連の投稿で「シャンプー時のお湯の温度は38度位の少しぬるめのお湯で流しましょう」という言い回しをよく見るけども、これは間違いです。

    誤解を招く恐れがあるので最初にその意味をちゃんとお伝えします。

    そもそも育毛、発毛をされている施術者がなぜ38度の温度が適温だと行っているのか!?は、熱いお湯で洗うと皮膚にとって大事な皮脂を根こそぎ取ってしまい皮膚が乾燥したりいろんなトラブルを起こすと考えているからだと思う。

    はたしてこれは真実なのだろうか?!

    答えは

    真実であり嘘でもあると言うのが答えです。

    我々は誰も育毛や発毛になど全く興味が無かった30年も前から色んな実験をしてきました。

    お湯の温度にしてもどれくらいが適温か!?それもどんなタイプにはどの温度が適温なのか実験し、観察してきた経緯がある。

    その中で出た答えは

    湯温40度以上のちょっと熱めのお湯(42度位までだが)だけで湯洗いをした場合、7割〜8割の汚れは落ちることを確認している。

    熱めのお湯でも皮脂を全て取り除くことはできないのだ。

    即ち、皮膚に必要な皮脂はちゃんと残すことができるとも言える。
    と言う事はだ、熱めのお湯で洗っても乾燥肌になったり、そのせいで色んな刺激に晒されたりすることもない。

    しかし!!

    ここに洗剤というシャンプーが加われば別の話。

    シャンプー剤の基剤でもある界面活性剤は温度が高いほどその効果は発揮する

    そうなんです

    お湯の温度が高いとダメだと言っているのはシャンプーを使うことを前提に話をしているという事。

    逆を言えば、それ程シャンプーは肌に必要な皮脂分をアッサリ奪い去ってしまうという事を強調しているとも言える。

    これが先に述べたように真実でもあり嘘でもあるという意味なのです。

    そもそもシャンプーありきの理論だけを伝えると真実が見えにくくなります。

    一方向の情報では真実は見えないのです。

    色んな角度から情報を見る目

    そんな目で色んな情報を見てほしいなと思います。

    【無料】夏休み限定!!個別相談会を開催いたします

    今年に入り、協会の事業説明会を3ブロック、九州・関西(近畿)・東海ブロックにて開催してきましたが、理美容業界では、地域により定休日が違い、皆様のご予定に合わせる事が出来ず個別相談会のご要望が高かったし、この7月8月はプライベートでも何かとお忙しい時期だと思いますので各ブロックにて個別相談会を開催しようと思います。

     

    相談内容は何でも構いません。

     育毛発毛メニューについて

     現在取り入れている育毛剤を鑑定してほしい

     協会の提供するコンテンツについて知りたい

     育毛発毛で何故結果が出ないのか!?

     今後トータルビューティーを取り入れるためには?

     薄毛の方の対応の仕方

     マーケテイングや集客について

    等々、ご質問内容は様々だと思います。

     

    また、今後いろんなサービスが出てくる中でどれを選択したらよいのか!?など正確に見れる基準をお伝えさせていただこうと思っております。

     

    お気軽にお問い合わせください。

     

    無料個別相談会の開催日程は

     

    【7月】

    16日・17日・24日・30日・31日

     

    【8月】

    7日・20日・21日・30日・31日

     

    日程確認はこちらからもできます。

    無料相談会日程

     

    となっております。

     

    お問い合わせは

    tel:092-762-6523

    fax:092-210-3263

    h.p:08033568984

    mail:tsubakiyama@bam.co.jp

       tsubakiyama@jmb-a.com

    九州担当:椿山まで

    ナノ化すりゃ何でもいいのか!?

    前回培養液について「最近多い培養液コスメの質問にお答えします」というタイトルで書きましたが、そもそもどんなに皮膚に良いものだったとしても導入できなければ何の意味もない!という話をしたと思います。

     

    中には経皮毒や経皮吸収などするはずがない!!と言い切っている素人の方が散見されますが、では経皮吸収させ効果を出す塗布薬や湿布、ニコチンパットなどはどの様にしているのでしょうね。

     

    効果のある薬剤を目的のところに届ける技術であるDDS(ドクターデリバリーシステム)というものは年々研究は進み技術が向上し、導入率も向上していっているのです。

     

    では、このDDS技術とないったいどんなことなのかを先ず説明したいと思います。

     

     

    という事なのです。

     

    DDS技術でよくつかわれるのがナノ化なんですが、このナノ化にはいろいろな技術があります。

     

    今までよく耳にしたものでは「リポソーム」といったナノ化技術があります。

    細胞膜と同じ2重リン脂質構造になっており、細胞膜との融和性に優れ、粒形の調節も可能で最もメジャーなDDS技術といえると思います。

     

    ただ、このリポソームには弱点があるんです。

     

    もし、導入したいものが「たんぱく質」で出来ているものだとすると、このリポソーム化する際に圧縮するのですが、この時60度近い熱が発生するといわれています。

     

    この熱によりたんぱく質は熱変性を起こし、そのたんぱく物質は効果を発揮する事が出来なくなってしまうのです。

     

    前回のブログに書いた培養液の最も重要なものは、幹細胞が培養によって増えていく際に発現するたんぱく物質(=これが成長因子や増殖因子といったGF)ですので、このたんぱく質が熱によって変性し、効果を持たなくなるというのは凄く問題なのです。

     

    現在はこのナノ化技術でも熱を発しない「低温リポソーム技術」といわれるものが開発されてきていますが、どこでもが出来る技術ではまだないという事です。

     

    折角の有効成分を、導入したいがためにナノ化したはいいが、熱によって効果のないものになってしまっては本末転倒なのです。

     

     

     

     

     

     

    最近多い培養液コスメの質問にお答えします。

    2014年、化粧品原料国際命名法(INCI)で培養液が登録され、2年ほどは手探り状態で商品化は進んでませんでしたが、去年の暮れ辺りから徐々に製品化され始め、ここ最近ではかなりのメーカーが培養液関連コスメの製造に乗り出し、数多くの商品が出てきております。

     

    弊社はすでに3年半前よりこの培養液関連の商品を取り扱ってきた経緯から、多くのサロン様に培養液関連コスメの商材について多くの質問を受けるようになりました。

     

    そこで、培養液コスメを取り扱うに至り、注意しないといけない事をまとめたいと思います。

     

     

    先ず、培養液コスメは何がいいのか??ですよね

     

    培養液は、再生医療等で使用する幹細胞を培地で培養の際に幹細胞が出すたんぱく物質がとても重要だと思います。

     

    この発現するたんぱく質は成長因子や増殖因子といった細胞を賦活活性化させる成分なのです。

     

    この因子のことを「GF=グロスファクター」と呼び、培養液の中には200種類のGFが発現しているともいわれています。(注:多分化幹細胞の培養時)

     

    このGFは細胞ごとに種類があり、よく聞くところではEGFやFGF、IGF、HGFなどがあります。

     

    このGFが各組織の幹細胞のレセプターと反応し、増殖したりするのです。

     

    ですので、今までのコスメと違って、自分が持っている内在する幹細胞が娘細胞を生み出すというわけです。

     

    皮膚であれば新しい皮膚細胞を幹細胞がどんどん生み出してくれますので、瑞々しい新しい皮膚細胞になり、皮膚は美しくなるのです。

     

    しかし、ここで押さえておかねばならないことがあります。

     

    外からこのGFを皮膚内部に入れ込むという事は簡単な事ではありません

     

    皮膚には幾つかのバリア機能があり、水分保持や細菌などから体を守る役目があるので、そうやすやすとは通過させてくれません。

     

    先ず、表皮の角層表面には皮脂膜が存在します。次に角層、そして表皮最後の砦基底膜です。

     

    この中でも角層は強固な守りをしているのです。この角層を通り抜けなければどんなに優れたGFでさえ何の意味も有りません。

     

    ここで、数字によってその辺りを具体的に見ていきましょう。

     

    この角層の通過させるにはいくつかの条件があります。

     分子量が小さいこと(目安として500以下)

     適度な脂溶性を持っていること

     融点が低い

     

    などが挙げられます。これは薬物を経皮吸収させる際の条件なのですが、最近では化粧品にもかなり高度なDDS(ドクターデリバリーシステム)が使われるようになりました。

     

    簡単に言うと、このDDS技術がなければ皮膚は通過させることが容易ではないという事なのです。

     

    先ず、角層を通過するのに必要な分子量は500以下!!

     

    では、皮膚再生に必要なEGFやFGFといった成長因子はどれくらいの分子量なのでしょうか。

     

    EGF=8000

     

    FGF=17000

     

    です。

     

    角層通過の条件500の何倍の大きさがあるのでしょうか?

     

    EGF=16倍

     

    FGF=34倍

     

    です。

     

    これはそのままでは角層の上に乗っかるだけになり、内在幹細胞には届きませんし、なんの働きもしません。

     

    という事は、全く無意味という事になります。

     

    ここで出てくるのが分子量を小さくする技術なのですが、ここにも落とし穴があります・・・・

     

    それは次号でお伝えします。

     

    参考のために良く化粧品等に配合されている成分の分子量も記載しておきます。

     

    コラーゲン=100000・・・・・角層通過分子量の200倍

     

    ヒアルロン酸=1000000・・・角層通過分子量の2,000倍

     

    そのままでは入る訳がないのです・・・・

     

    図にすると一目瞭然です。

     

     

     

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