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ルーカスマイヤー(Lucas Meyer Cosmetics)の育毛成分「キャピキシル」を完全に理解する ~論文の徹底翻訳~

キャピキシルの生みの親、ルーカスマイヤー(Lucas Meyer Cosmetics)の研究結果をご存知でしょうか?
育毛に励む読者の方ならミノキシジルと比較したグラフを一度は目にしたことがあるかと思います。

ネットでよく見かけるPDFは「研究の方法などを省略した簡易版」で、メーカーのHPに掲載されている完全版にはキャピキシルという成分の凄さがさらに詳しく書かれています。

その中でも、毛髪にスポットをあてた研究内容と結果の部分(P8~P31)を発毛ライフで翻訳させて頂きました。
あなたの発毛ライフに自信をつけるために是非参考にしてみてください!

 

ルーカスマイヤーコスメティックス社(Lucas Meyer cosmetics)独自の脱毛解決策

キャピキシルは、脱毛プロセスを抑制、阻止し、育毛を促進する革新的で独特な活性複合体です。

 

キャピキシルは、先進技術特許取得済みの4つのアミノ酸生体模倣ペプチドと、ビオカニンAを豊富に含むレッドクローバー(アカツメクサ)抽出物で構成されています。

 

レッドクローバー抽出物

レッドクローバー(学名アカツメクサ)の花は、中央・北部ヨーロッパとアジアでみられます。レッドクローバーは伝統的に、喘息や癌、痛風のほか、湿疹や乾癬など、さまざまな炎症性皮膚疾患の治療に用いられてきました。

ビオカニンAは、レッドクローバーに含まれる主要なイソフラボンです。ビオカニンAは5αリダクターゼ1型および2型の作用に効果のある抑制剤として知られています。これまでの研究で、ビオカニンAは慢性的な炎症を抑制することがわかっています。さらに、レッドクローバーのイソフラボンが、皮膚や頭皮へのフリーラジカルダメージを抑制する重要な抗酸化物質として作用することも示されています。

 生体模倣ペプチド、アセチルテトラペプチド-3

この独特な特許取得済みのペプチドは、よりよい毛髪の固着を促す細胞外基質タンパク質の刺激因子です。これはシグナルペプチドから採取されるもので、創傷治療の初期段階以降に強力な組織保護性組織再生促進能力を持つものです。このペプチドは毛包に対し直接的に影響を及ぼします。改造シグナルが毛包の大きさを拡大し、これが増毛と毛髪の強化につながります。

キャピキシルの効能は、二つの構成要素の働きに基づいています。その働きとは、DHT(ジヒドロテストステロン)が毛周期を短くして毛包を縮小させるのを防ぐことと、毛髪の固着を促し毛包を大きくするために、毛乳頭を囲んでいる真皮乳頭内のECMタンパク質を増加させることです。キャピキシルは脱毛の原因となる炎症も防ぎます。

 

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キャピキシルの効果メカニズム

・5aリダクターゼを抑制し、男性ホルモンのテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に変質するのを抑制→毛包の縮小化が起こらない

・ECMタンパク質の再生→よりよい毛髪の固着

・炎症の抑制→正常な毛髪サイクル

「キャピキシル」は脱毛プロセスを抑制、防止し、発毛を促進します。生体外実験の結果、ミノキシジルよりも発毛に優位性のあることが立証されました。臨床データでは、毛髪成長期の休止に対する割合を上昇させることで脱毛症を改善することが明らかになりました。「キャピキシル」はミノキシジルの安心できる代替品となり、より早い結果ももたらします。

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有効性研究

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コラーゲンの合成におけるアセチルテトラペプチド-3の効果―試験管内の繊維芽細胞

背景

毛包組織は表面の表皮組織と対照的に、活発で流動的な組織です。人間の毛髪は連続性のある周期的パターンで生育し、毛包の球体部分は退行期の間に完全に組織崩壊します。このことから、新しい毛包から毛乳頭細胞までの形成に関わるタンパク質の再生が重要なのです。

毛包は皮膚全体の中でも、独立して存在していると考えられています。毛乳頭細胞には非常に活発な細胞群が含まれており、中でも繊維芽細胞は毛包が表皮から伸びるのを誘発し、毛髪繊維の形成に有効であることが示されています。

プロトコル(手順)

基本

真皮は、コラーゲンを生成する繊維芽細胞などの細胞から成り立っています。コラーゲンは強固な3重らせん構造をしています。コラーゲンには、ヒドロキシリジンとヒドロキシプロリン(OHプロリン)の二つのアミノ酸が含まれることが特徴です。ヒドロキシプロリンの量により、細胞が生成するコラーゲンの量と関連づけることが可能です。

このように、ヒドロキシプロリンの概算量が、他のプロテインの存在に影響を受けることなく、生体組織における成熟したコラーゲンの容量の指標となりうるかもしれません。また、生理的もしくは病気の過程でのコラーゲン量の低下を示す指標としても使えるかもしれません。

生体物質

毛乳頭細胞のタンパク質とコラーゲンの合成は、皮膚繊維芽細胞と非常によく似ていることが確立され、証明されています。そのため、この化学分析では人間の繊維芽組織(MRC5細胞株)を使用しました。

活動の評価

アセチルテトラペプチド-3と添付したものとそうでない細胞を7日間培養しました。培養期間後、ヒドロキシプロリン(OHプロリン)の量はクロラミンT反応で評価され、540ナノメートルで標準値と比較して光学密度を測定しました。

手順は組織ホモジネートのアルカリ加水分解と、それに続く加水分解物内の遊離ヒドロキシプロリンの判定に基づいています。クロラミンTはピロール生成のため遊離ヒドロキシプロリンを酸化させるのに使用されました。エールリッヒ試薬の添加は、540ナノメートルで測定できるようにするための発色団を形成するためです。

結果分析

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アセチルテトラペプチド-3の効果および繊維芽細胞でのコラーゲン合成を活性化させる可能性は、アセチルテトラペプチド-3を添付したものと、添付していないMRC5細胞のヒドロキシプロリン量を比較することで検証しました。

結果

上の図に示されているように、アセチルテトラペプチド-3を添付した細胞は、細胞内の成熟コラーゲンの容量と直接関係のあるヒドロキシプロリンの高いレベルが測量されました。

結論

コラーゲン合成と繊維芽細胞内のコラーゲン容量を促進することで、アセチルテトラペプチド-3は毛乳頭真皮のコラーゲンをよみがえらせることができます。

アセチルテトラペプチド-3は、よりよい毛包の固着につながる

ECM(細胞外マトリックス)の保全維持のためのコラーゲン合成を促進します

 

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ECMタンパク質の合成におけるアセチルテトラペプチド-3の効果

背景

すでに述べられているように、乳頭細胞や毛根鞘細胞など、毛包の表皮部分は、発毛の促進と保全に関して重要な役割を担っていると考えられています。これらの細胞は毛包の上皮細胞との相互作用により、毛包の生成を促進する機能があります。

真皮繊維芽細胞の主な生合成成分はコラーゲンです。コラーゲンは、異なる組織の中にみられる10以上の遺伝子型の中に存在し、特殊な結合組織により生成されます。真皮繊維芽細胞は主に1型と3型を生成し、さらに少量の5型と6型コラーゲンも生成します。コラーゲン1型と3型は表皮結合組織では均一に分散されず、コラーゲン3型は真皮乳頭層に蓄積されます。さらに、ラミニンは真皮乳頭細胞でも存在が確認され、正常な毛包固定のための発育初期段階で重要だと考えられます。

毛包の大きさは、細胞の数と細胞外マトリックス(細胞外基質)の容積によって左右される毛乳頭の量によって決まると考えられています。

 

プロトコル

基本

異なる種類の細胞外マトリックスタンパク質(コラーゲン3型とラミニン)の生成におけるアセチルテトラペプチド-3の効果は、処置を施していない繊維芽細胞との選択的免疫蛍光分析に基づいて評価されました。

活動の評価

アセチルテトラペプチド-3と添付したものとそうでない細胞を7日間培養しました。その後、細胞はスライドに固定され、タンパク質(コラーゲン3型またはラミニン)が、蛍光色素と共役させた特定の抗体とともに検出されました。この蛍光色素は、半定量的評価を行うことができる共焦点顕微鏡(AxioplanとZeiss SLM510)で検出し、数値化できるものです。

 

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結果分析

アセチルテトラペプチド-3の効果および、繊維芽細胞でのコラーゲン3型またはラミニンの合成を活性化させる可能性は、アセチルテトラペプチド-3を添付したものと、添付していない細胞でみられた蛍光強度を比較することで評価しました。

 

結果

ここに示されているのは、繊維芽細胞の顕微鏡画像です。左がアセチルテトラペプチド-3を添加していないもので、右が添加したものです。グラフは細胞外マトリックスの半定量的評価です。

これらの結果は、アセチルテトラペプチド-3を添付した繊維芽細胞での細胞外マトリックス(コラーゲン3型とラミニン)の顕著な増加を示しています。

 

結果

アセチルテトラペプチド-3は、繊維芽細胞によるコラーゲン3型やラミニンなどのECMタンパク質の生成を強力に促進します。肌の再形成に刺激を与えることでECMタンパク質に作用を及ぼす分子についても、毛包の大きさを増大させることが証明されました。

アセチルテトラペプチド-3は真皮乳頭の細胞外マトリックスタンパク質を促進し、その結果、毛包の大きさとよりよい固着に直接的な影響を持ちます

 

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ヒト皮膚外植体のコラーゲン7型の生成におけるアセチルテトラペプチド-3の効果-生体外

 

背景

毛包上皮系細胞とその周辺結合細胞を切り離す上皮結合組織(CEJ)については、あまり知られていません。しかし、成長期の毛包の周辺に存在するこの結合組織は、真皮結合組織(DEJ)にみられるものとよく似ており、正常な毛包間細胞にみられるタンパク質は、主に成長期の間に発現します。

係留線維の主要な構成要素であるコラーゲン7型は、毛包基底膜の中心部分と、毛乳頭の周辺に存在します。成長期の毛包真皮結合組織(DEJ)の組成と構造が毛包間皮膚に似ているため、コラーゲン7型におけるアセチルテトラペプチド-3の効果はヒト皮膚の外植体で評価しました。

 

プロトコル

基本

この生体モデルは正常なヒト皮膚の外植体を使用します。皮膚代謝はコルチコイドを用いて実験的に、通常の老化にみられる程度まで低下させています。さらに、コルチコイドは毛包細胞(繊維芽細胞)の発育を低下させるとも証明されています。このため、アセチルテトラペプチド-3による真皮結合組織の再生はコラーゲン7型の免疫組織学的染色によって評価されます。

生物由来物質

美容整形術患者(35~45歳の白色人種女性)から得られた4つのヒト皮膚の外植体を培養したもの。

活動の評価

1日目に、コルチノイドを表皮に添付しました。培養細胞にアセチルテトラペプチド-3を2日間加えました。皮膚外植体は、ABCペルオキシターゼキットを使った免疫組織学定標識に備え、AEC基質(茶色)で示されました。

分析結果:コラーゲン7型標識の判定量的組織評価

0(陰性)から4(最高)までの得点は以下のパラメーターように定義されます:

 

 

 

 

 

結果

ヒト皮膚外植体におけるコラーゲン7型染色の判定量的組織評価

 

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コラーゲン7型標識の顕微鏡での観察

表皮・真皮境界部におけるコラーゲン7型の存在は、結合させた抗体(DEJによる赤茶色)を用いた特異的標識化により証明されています。

処置を施していない正常な皮膚の顕微鏡観察では、表皮・真皮境界部に沿ってコラーゲン7型の強い標識が見られます[図A]。この標識は点数評価図の3点に値すると測定されました。

皮膚に皮膚用コルチコイドを塗布した後、コラーゲン7型の劇的な減少が観察されました[図B]。この標識の半定量的評価は、コラーゲン7型の70%減(0.9点)となり、表皮・真皮境界部の性質の大きな変化を証明しています。コラーゲン7型標識の顕微鏡での観察

表皮・真皮境界部におけるコラーゲン7型の存在は、結合させた抗体(DEJによる赤茶色)を用いた特異的標識化により証明されています。

処置を施していない正常な皮膚の顕微鏡観察では、表皮・真皮境界部に沿ってコラーゲン7型の強い標識が見られます[図A]。この標識は点数評価図の3点に値すると測定されました。

皮膚に皮膚用コルチコイドを塗布した後、コラーゲン7型の劇的な減少が観察されました[図B]。この標識の半定量的評価は、コラ

皮膚コルチコイドを塗布した皮膚にアセチルテトラペプチド-3を加える[図C]と、表皮・真皮境界部に沿ってコラーゲン7型が正常な量に回復します。これは、何も処置をほどこしていない皮膚(3点)[図A]と同じ点数です。

 

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結論

このヒト皮膚加齢実験モデルで、皮膚用コルチコイドの塗布後、表皮・真皮境界部でのコラーゲン7型の性質の変化が確認できます。

アセチルテトラペプチド-3を皮膚の表面に塗布することで、コラーゲン7型が刺激を受け、もしくは保護され、真皮・表皮境界部分が完全に修復されます。

今回のヒト皮膚加齢実験モデルで得られたこれらの結果は、どちらのタイプにおいても表皮・真皮境界部でのコラーゲン7型の発現と分布が同様だったことから、(成長期の毛包における)毛包間皮膚に関係があるといえます。

アセチルテトラペプチド-3は表皮・真皮境界部レベルで、毛髪の固着を改善する修復能力を発揮します

 

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人間の毛包におけるアセチルテトラペプチド-3の効果-生体外

背景

1990年、フィルポット(Philpott)とal.は、試験管の中で初めて人間の毛包の保全と育成に成功したと報告されています。この実験モデルで、毛包の仕組みの重要性が検証されました。この研究は、アセチルテトラペプチド-3を加えて培養された毛包単体での毛幹の成長速度を測定するために行われました。

 

プロトコル

基本

ヒトの成長期の毛包を、顕微鏡解剖によって頭皮から分離しました。分離作業は、外科用メスを使って皮下組織の脂肪組織境界部から毛包を皮下組織から切り離して行いました。

生体物質

ヒトの頭皮から採取した毛包を特定の培養基に浸します。単体物双眼顕微鏡の下で洗浄処理を行います。フィリポットの手法によると、こうすることで成長期にある毛包を選別することができます。

毛包は、アセチルテトラペプチド-3を加えたものとそうでないものを特定の基で8日間培養します。アセチルテトラペプチド-3を加えずに同じ条件で培養されたものが、この実験での陰性対照となります。

処置ごとの毛包の数は:

n=アセチルテトラペプチド-3を加えた毛包が6つ

n=アセチルテトラペプチド-3を加えない毛包が6つ

活動の評価

培養基での毛包の生育は、8日間の培養期間中、24時間ごとに光学顕微鏡内蔵のマイクロメーターで測定した毛包の長さで評価しました。

成長率は以下のように計算されます:

成長率 :  実験開始からχ時間の長さ-実験開始時の長さ ÷ 実験開始時の長さ × 100

 

結果分析

成長率は、アセチルテトラペプチド-3を加えた毛包を、何もしていない毛包と8日間比較した後に導き出しました。

 

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結果

これらの実験条件で、何もしていない毛包と比べて35%高い毛髪成長率を示す強い促進作用があることが証明されました。

      アセチルテトラペプチド-3は毛髪育成を促進します

 

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生体外での人間の毛包に対するアセチルテトラペプチド-3の効果

背景

1990年、フィルポット(Philpott)とal.は、試験管の中で初めて人間の毛包の保全と育成に成功したと報告されています。この実験モデルの、毛包の仕組みの重要性が検証されました。この研究は、アセチルテトラペプチド-3を加えて培養された毛包単体での毛幹の成長速度を、ミノキシジルを加えたものと比較しました。

 

プロトコル

基本

ヒトの成長期の毛包を、顕微鏡解剖によって頭皮から分離しました。毛包の分離は、外科用メスを使って皮下組織の脂肪組織境界部から毛包を皮下組織から切り離して行いました。

生体物質

ヒトの頭皮から採取した毛包を特定の培養基に浸します。単体物双眼顕微鏡の下で洗浄処理を行います。フィルポットの手法によると、こうすることで成長期にある毛包を選別することができます。

毛包は、検体を加えたものとそうでないものを特定の基で培養して比較します。ここではアセチルテトラペプチド-3と、参照となるミノキシジルを加えたものを7日間培養し、比較しました。何も加えずに同じ条件で培養されたものが、この実験での陰性対照となります。

処置ごとの毛包の数は:

n=アセチルテトラペプチド-3を加えたものが15個

n=ミノキシジルを加えたものが27個

n=何も加えていないものが27個(対照群)

 

活動の評価

培養基での毛包の生育は、7日間の培養期間中、24時間ごとに光学顕微鏡内蔵のマイクロメーターで測定した毛包の長さで評価しました。

成長率は以下のように計算されます:

成長率 : 実験開始からχ時間の長さ-実験開始時の長さ ÷ 実験開始時の長さ × 100

Tⅹ=処置開始後x時間 TO=処置開始時

 

同時に、処置後の正常化活動(処置に誘発された育毛)は次の方程式で算出されます;

 

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活発性= (アセチル~処理の毛包の7日目の長さ –アセチル~処理の毛包の実験開始前の長さ) -(無処置毛包の7日目の長さ ― 無処置毛包の実験開始前の長さ) ÷ (無処置毛包の7日目の長さ – 無処置毛包の実験開始前の長さ) × 100

結果分析

成長率と育毛活発性は、アセチルテトラペプチド-3を加えた毛包とミノキシジルを加えた毛包を、何も処置を施していないものと7日間比較した後に導き出しました。

 

結果

これらの実験条件で、強い育毛促進が確認されました。促進活動はアセチルテトラペプチド-3の方が高く、156%増加しました。この数字はミノキシジルよりも高い数値です。

 

結論

アセチルテトラペプチド-3は人間の育毛を強力に促進することができます。アセチルテトラペプチド-3から得られた結果は、育毛治療薬として参照にしたミノキシジルよりも高いものでした。

       アセチルテトラペプチド-3には、参照した育毛製品「ミノキシジル」よりも高い育毛促進効果があります

 

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試験管内でのビオカニンAの5α還元酵素への効果

背景

テストステロン(男性ホルモン)をジヒドロテストステロン(DHT)に変換する5α還元酵素の触媒作用は、男性ホルモン作用を増幅すると考えられています。

DHTは毛周期の中の生育長期を短くし(毛の成長期を短縮させ、休止期を延長させます)、脱毛の原因になります。また、毛包を縮小させ、毛髪を徐々に短く、細くさせる作用もあります。

 

プロトコル

基本

この実験では、無傷細胞を用いて、5α還元酵素1型と酵素2型の活動を調節するビオカニンAの性質を測定しました。

生体物質

5α還元酵素活動を抑制するための陽性対照として、緑茶から分離したEGCG(没食子酸)を使用します。

EGCGとビオカニンAは100マイクロメートルで使用されました。

活動の評価

ビオカニンAを加えたものと加えない細胞を37℃で1時間培養し、14Cテストステロンを加え最終的に1.5マイクロメートルに濃縮しました。さらに3時間培養し、放射性ステロイドを抽出しました。テストステロンとDHTの標示量は、5α還元酵素作用を計量するため、TLC(薄層クロマトグラフィー)を使って測定しました。

結果分析

結果は、100マイクロメートル濃縮のビオカニンAまたはEGCGの存在下における、5α還元酵素作用の抑制率で表しました。

 

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結果

実験結果は、100マイクロメートルでビオカニンAが存在する時に、5α還元酵素(1型と2型)の作用が顕著に低下することが示されました。

ビオカニンAのこの抑制作用は、5α還元酵素作用の参照抑制剤として用いたEGCGで観察されたものよりも、高い効果を示しました。

ビオカニンAは5α還元酵素作用を低下させ、テストステロンがDHTに転換するのを防ぎます

 

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ヒト繊維芽細胞のインターロイキン8(IL-8)の生成に対するキャピキシルとレッドクローバーの効果

背景

男性ホルモン性脱毛症は、遺伝や内分泌物、パターン化された加齢要因の相互作用がもたらす一般的な美容毛髪疾患です。この過程において、微生物炎症が原因である可能性があるとみられています。アレルギー性肉芽腫性血管炎(AGA)では、異常な炎症を起こした繊維の管が毛包を取り囲んでいるのが観察されました。

インターロイキン8はさまざまな種類の細胞から分泌されるサイトカインで、炎症反応の主要な伝達物質の一つです。

頭皮と毛根部分の炎症レベルを下げることによって、脱毛防止に効果があります。

 

プロトコル

基本

この実験では正常なヒト繊維芽細胞を用いて、レッドクローバー(アカツメクサ)抽出物とキャピキシルのIL-8生成を調節する能力を測定し、抗炎症能力を評価しました。

生体物質

実験には、正常なヒト繊維芽細胞(NHDF)由来の単分子層を使用しました。繊維芽細胞内での炎症を誘発するため、インターロイキン-1αを1mLあたり0.0075ngしました。〉

1マイクロメートルでのデキサメタゾン(DMS)を、陽性対照と抗炎症作用因子として使用しました。デキサメタゾンは、ステロイドホルモンの糖質コルチノイドの有効合成物群で、ヒドロコルチゾンの20~30倍の抗炎症能力があります。

活動の評価

播種後、NHDF融合細胞を24時間培養しました。その後、キャピキシル、レッドクローバー、デキサメタゾンをそれぞれ加えた繊維芽細胞とそうでないものを24時間培養します。炎症を再現するため、インターロイキン-1αを同時に加えました。非常に精密で詳細な免疫学測定法(EIA)を用いて、基の中のIL-8含有量を測定しました。

 

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結果分析

結果は繊維芽細胞に生成されたIL-8のpg/mLの値で表されます。

結果

これらの結果により、繊維芽細胞は、細胞内の炎症プロセスを引き起こすサイトカインであるIL-1αに誘発された後に、IL-8を分泌することが示されました。細胞にデキサメタゾン,レッドクローバー抽出物、キャピキシルを添付すると、IL-8の生成が顕著に減少し、炎症プロセスを減少させることが証明されました。

キャピキシルの効果には投与量依存性があり、抗炎症剤として参照したデキサメタゾンよりも高い効果が測定されました。レッドクローバー単体と比較しても、ペプチドとの相乗効果でキャピキシルはより高い効果を示しました。

キャピキシルは、レッドクローバー抽出物単体よりも相乗効果で炎症誘発物質のサイトカインを減少させます

 

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脱毛の臨床研究

 

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目的

この臨床研究の目的は、脱毛を防ぎ正常な状況下で育毛を促進する、ヘアケア用品としてのキャピキシルの生体内での効果を評価することです。さらに、通常の使用での製品の満足度も評価しました。

有効性は機械的測定(TrichoScan(商標登録)使用)で客観的に評価しました。キャピキシルを使用した被験者15人と、プラセボ服用者の15人を比較しました。被験者は全員、毎日の使用満足度を評価しました。

実験は、TrichoScanの頭髪計算で200本以下の毛髪または成長期でも70%以下の毛髪であることを基準として、AGAを患っている方の中からを選出しました。

 

TrichoScanの原理

TrichoScanはAGA患者の頭髪を分析するのに適しています。TrichoScanは侵入性のない方法で、標準の悪性黒色腫の顕微画像診断法を自動デジタル画像分析と組み合わせ、頭髪を測定するのに使用します。最も重要な特長は

・同日中に全ての頭髪を計算できる

・同一の標的部位内で休止期と成長期にある髪の数を数えることができる ことです。

 

総頭髪密度の測定

1、1.8平方センチメートルの測定ゾーンを剃るため、被験者の頭にシェービングマスクを塗ります。

2、3日後、通常毛髪と頭皮はデジタル写真を撮るために十分な対比をなさないため(グレーまたは色の淡い髪の毛の場合)、頭髪を染色した後、アルコールで洗浄します。

3、成長期と休止期の判定をするため、カメラで撮影し画像を記録します。

被験者はTrichoScanでの測定に先立ち、2日間髪の毛を洗わないように依頼されています。

 

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画像の記録

画像は収集した後、毛髪の総密度(成長期+休止期)を分析するために特定のソフトウェアに送信されます。

1、元の画像

2、ソフトウェアによる毛髪の検出

3、標識を付けた毛髪

4、成長期と休止期にある毛髪の調査

  • 赤:休止期
  • 緑:成長期
  • 黄:画像の端に当たっている毛髪は、統計的処理に基づき分類されています。

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プロトコル

臨床実験で使われた製剤

  • キャピキシルローション:キャピキシル5%、アルコール20%、水70%(pH5.4)
  • 偽薬ローション:アルコール20%、水80%

生体物質

  • 30人の健康なAGA患者(平均年齢46歳)
  • 被験者は臨床診断され、鉄欠乏性貧血や甲状腺症状など、起こりうる症状を除外するために個別の病歴を記録しました。
  • 被験者は、4カ月連続で毎晩試験製品を20滴、実験部分に塗布し指先で優しくのばすようにしました。
  • 専門のTrichoScanを使い、デジタルトリコグラムを撮りました。各サンプルの毛髪の数は200本以下または成長期の毛髪が全体の70%以下であるようにしました。
  • 被験者は毎週ビニール袋を与えられ、毎日枕やくし、服についた髪の毛を採取し、研究室に持参しました。研究室ではその髪の毛の数を数えました。

活動の評価

TrichoScanソフトウェアは、検査部分の毛髪の数と、それらの髪の毛の成長期と休止期の比率を計測しました。このソフトウェアは、1日あたり0.3ミリメートルの育毛を成長期とし、育毛がない状態を休止期とするよう調整されています。それぞれの被験者から、実験開始時と終了時の毛髪の測定結果が得られました。

結果分析

成長期毛髪の密度(n/cm2):TrichoScan手続きの定義において、成長期毛髪とは、完全に剃った3日後に検出可能な髪の毛のことです。この期間中、成長期毛髪は顕著に生育します。

休止期毛髪の密度(n/cm2):定義では、終毛は成長期毛髪と異なり、生育しません。剃毛の3日後に撮った写真では、生育している毛髪は生育しない毛髪と長さが違うことから識別できます。TrichoScanは生育しない毛髪を休止期毛髪と認定し、生育している毛髪を成長期毛髪と認定します。

成長期毛髪の休止期毛髪に対する比率:成長期と休止期の毛髪の数の比較で、活発な毛包の割合と同義です。

↑成長期毛髪÷休止期毛髪=育毛の活性化→治療に有効

↓成長期毛髪÷休止期毛髪=脱毛の継続

 

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結果

成長期毛髪総数の決定

TrichoScanソフトウェアは、成長期毛髪がだいたい1日あたり0.3ミリメートル伸びるのに対し、休止期毛髪が生育しないことを基に、成長期毛髪をはっきりと表します。

治療が効果的であれば、成長期毛髪の数は増加することとなりますので、この方法は治療反応をモニターするのに使えるといえます。

休止期毛髪総数の決定

ソフトウェアは、生育しない毛髪を休止期毛髪と認定します。

ソフトウェアは毛髪の長さを測定し、統計分析によって生育と非生育毛髪に分けられます。(退行期と、被験者のものでない外部の毛髪は非生育毛髪と判断されます)

キャピキシルはプラセボに比べて成長期毛髪密度の明確な上昇を促進し、4カ月後に育毛治療に効果を現します。

さらにキャピキシルは、プラセボと比べて休止期毛髪の密度を下げることも促進します。キャピキシルの使用で、明らかに脱毛を抑制することができます。

成長期毛髪の休止期毛髪に対する比率の決定

成長期毛髪休止期毛髪に対する比率は、成長期と休止期の毛髪の数の比較であり、活発な毛包の割合の指標でもあります。

この図は、実験前と実験後の測定値の平均をプラセボチームとキャピキシルチームに分けて表したものです。

成長期毛髪の休止期毛髪に対する比率(成長期毛髪の増加と、休止期毛髪の減少を表します)は、キャピキシルでは46%増加したのに対し、プラセボでは33%減少しました。

 

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実験前後の比較写真

キャピキシルは、成長期毛髪の休止期毛髪に対する比率を46%増加させたのに対し、プラセボでは33%減少しました。よって、育毛を促進し脱毛を抑制する効果が証明されました

※誤植が数か所見受けられましたが、発毛ライフサイドで訂正させて頂きました。

 

 

育毛剤をシンプルに判断する方法

薄毛、抜け毛で困っている方々はどの育毛剤を使用すればいいのか判断に困ると思います。

 

市場には何百という商品が売られ、ネットではランディングページ(商品販売サイト)でいかにも生えてきそうなキャッチコピーが目に飛び込んできて、どれも効果がありそうに思えますよね。

 

そこで育毛剤や発毛剤といった発毛関連商品を簡単に見分ける方法をお伝えします。

 

先ず、髪の毛と皮膚の関係を理解しておかなければいけません。

 

毛髪は爪などと同じように、皮膚が角化して出来た皮膚の従属器官や付属機関と言われています。

すなわち皮膚が分化して出来た器官ですので、皮膚の子供と言ってもいいでしょう。

 

という事は、皮膚が健康な状態であることが髪の毛を生やす最低条件であるはずですので、育毛剤や発毛剤といったものは、毛を生やすという目的であるならば皮膚の改善をするものでなければなりません。

 

この理屈は絶対で、皮膚を改善せず毛を生やすことは出来ないです。

 

では、今皆さんが使っている育毛剤や発毛剤はお顔の皮膚に塗布すればお肌の改善をしてくれるものでなければならないという事になります。

 

ですので、今使っている育毛剤等が効果があるものかどうかの判断は

 

 

顔に1か月塗布し続けてお肌の状態がつける前より改善したかどうかを見るのが一番早いという事になります。

 

何故顔なのかについては、効果がわかりやすいからです。

 

しかし、本来頭につけるものを顔につけるという事に抵抗感があるかもしれません。(本来なら頭皮につけれるものが顔に塗布できないという事はおかしな話なのだが・・・・)

 

そういった抵抗感がある方は手の甲に塗布して確かめるのもよいでしょう。

 

そこで皮膚がみずみずしく透明感のあるきめ細かい皮膚に生まれ変わったらその育毛剤は良質なものと判断しても良いと思います。

 

そもそも顔には塗布できない!!という商品であれば、頭皮につけることも間違いだと思います。

 

さぁ、確かめてみてください!!

 

あなたが使っている商品は皮膚を改善できますか!?

いまだに信じられてるヘンテコ理論

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

今日は、育毛剤や頭皮環境などで一般的に言われているトンデモ理論について書こうと思います。

 

特にこのような書き方が一般的です

 

「育毛剤を効率よく浸透させるためには毛穴の汚れを除去しましょう」

 

などといって、毛穴の除去のためのヘッドスパや、洗浄力の強いスキャルプシャンプーを勧めたり、毛穴の油を除去するためのアイテムの販売だったりがあると思います。

 

確かに育毛剤等を塗布した時に、皮脂膜(バイオフィルム等)があることによって、浸透阻害する可能性はあります。

 

がしかしです。

 

皮膚からそもそも浸透するのか!?という疑問もあるのは事実です。

 

特に毛穴が奇麗に洗浄されたら毛穴から浸透するのでしょうか!?

 

これは皮膚の構造がわかっていない素人の見方と言わざるえません。

 

毛穴から浸透するとなると、全身にある毛穴という毛穴から、体を洗う際の洗剤(ボディーソープ等)は界面活性剤の浸透作用によって体に浸透してしまうのではないでしょうか。

 

もしそんなことになればとんでもないことになります。

 

また、毛穴という毛穴から何でもかんでも浸透するとなれば、海に入ることさえ怖くなります。

 

何度も言いますが、このような発想は皮膚や毛髪構造が全く解っていない素人発想なのです。

 

この様なことを書いている、言っているような育毛剤販売や、発毛関係者には十分気を付けられた方がいいでしょう・・・・

タイプ別ケア法

再生医療の考え方をベースとした発毛技術をここ8年ほどやってきて解ったことがある。

今や発毛技術には必須アイテムとして「幹細胞培養液」があるが、この培養液を使えばすべての人が生えるかというと、そうではないことは言うまでもない。

 

これは当然のことである

 

薄毛の原因は、10人いれば10人とも違う

 

その原因に対してどのようなアプローチをしていくか!?が施術者の腕の見せ所なのだが、いくら経験と知識を積んでも解らないことがあるのが現状である。

 

例えば、発毛・育毛関係の書籍を読むと、その3分の1はシャンプー不要説が書かれている。

 

確かに固形の石鹸で1か月に1度程度の洗髪しかしていなかった時代から、今やありとあらゆる合成洗剤が使われ、毎日1回は最低でもシャンプーをする時代になってきた。

 

清潔好きな方は1日2回、朝晩シャンプーしたり、夏場は汗をかくたびにシャンプーするという方までいる。

そんなシャンプー事情から、私も薄毛の原因を探っていた30年前は、このシャンプー剤が原因で薄毛が進行しているのではないかと考え、シャンプー剤選びはかなり慎重に行ってきた。

 

いっそのこと多くの書籍に書かれているように、シャンプーすらしない方が良いのではないかと考え、シャンプー剤使用をやめた時期もある。

 

が、しかし・・・

 

私にはシャンプー剤を使わないという方法は合わなかった。

 

それは、私の肌タイプやスタイリング剤の使用の有無、種類、または食事内容などを考えるとシャンプーを使わないことで頭皮のコンディションが悪くなるという事がわかった。

 

このように、発毛・育毛はその人のすべての情報から最善の改善方法を導くことにある。

 

ただ何かを使えば、ただインナービューティーをすれば・・・などといった簡単なことではないのだ。

 

 

シャンプー38度説

最近発毛・育毛関連の投稿で「シャンプー時のお湯の温度は38度位の少しぬるめのお湯で流しましょう」という言い回しをよく見るけども、これは間違いです。

誤解を招く恐れがあるので最初にその意味をちゃんとお伝えします。

そもそも育毛、発毛をされている施術者がなぜ38度の温度が適温だと行っているのか!?は、熱いお湯で洗うと皮膚にとって大事な皮脂を根こそぎ取ってしまい皮膚が乾燥したりいろんなトラブルを起こすと考えているからだと思う。

はたしてこれは真実なのだろうか?!

答えは

真実であり嘘でもあると言うのが答えです。

我々は誰も育毛や発毛になど全く興味が無かった30年も前から色んな実験をしてきました。

お湯の温度にしてもどれくらいが適温か!?それもどんなタイプにはどの温度が適温なのか実験し、観察してきた経緯がある。

その中で出た答えは

湯温40度以上のちょっと熱めのお湯(42度位までだが)だけで湯洗いをした場合、7割〜8割の汚れは落ちることを確認している。

熱めのお湯でも皮脂を全て取り除くことはできないのだ。

即ち、皮膚に必要な皮脂はちゃんと残すことができるとも言える。
と言う事はだ、熱めのお湯で洗っても乾燥肌になったり、そのせいで色んな刺激に晒されたりすることもない。

しかし!!

ここに洗剤というシャンプーが加われば別の話。

シャンプー剤の基剤でもある界面活性剤は温度が高いほどその効果は発揮する

そうなんです

お湯の温度が高いとダメだと言っているのはシャンプーを使うことを前提に話をしているという事。

逆を言えば、それ程シャンプーは肌に必要な皮脂分をアッサリ奪い去ってしまうという事を強調しているとも言える。

これが先に述べたように真実でもあり嘘でもあるという意味なのです。

そもそもシャンプーありきの理論だけを伝えると真実が見えにくくなります。

一方向の情報では真実は見えないのです。

色んな角度から情報を見る目

そんな目で色んな情報を見てほしいなと思います。

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