前回培養液について「最近多い培養液コスメの質問にお答えします」というタイトルで書きましたが、そもそもどんなに皮膚に良いものだったとしても導入できなければ何の意味もない!という話をしたと思います。
中には経皮毒や経皮吸収などするはずがない!!と言い切っている素人の方が散見されますが、では経皮吸収させ効果を出す塗布薬や湿布、ニコチンパットなどはどの様にしているのでしょうね。
効果のある薬剤を目的のところに届ける技術であるDDS(ドクターデリバリーシステム)というものは年々研究は進み技術が向上し、導入率も向上していっているのです。
では、このDDS技術とないったいどんなことなのかを先ず説明したいと思います。
という事なのです。
DDS技術でよくつかわれるのがナノ化なんですが、このナノ化にはいろいろな技術があります。
今までよく耳にしたものでは「リポソーム」といったナノ化技術があります。
細胞膜と同じ2重リン脂質構造になっており、細胞膜との融和性に優れ、粒形の調節も可能で最もメジャーなDDS技術といえると思います。
ただ、このリポソームには弱点があるんです。
もし、導入したいものが「たんぱく質」で出来ているものだとすると、このリポソーム化する際に圧縮するのですが、この時60度近い熱が発生するといわれています。
この熱によりたんぱく質は熱変性を起こし、そのたんぱく物質は効果を発揮する事が出来なくなってしまうのです。
前回のブログに書いた培養液の最も重要なものは、幹細胞が培養によって増えていく際に発現するたんぱく物質(=これが成長因子や増殖因子といったGF)ですので、このたんぱく質が熱によって変性し、効果を持たなくなるというのは凄く問題なのです。
現在はこのナノ化技術でも熱を発しない「低温リポソーム技術」といわれるものが開発されてきていますが、どこでもが出来る技術ではまだないという事です。
折角の有効成分を、導入したいがためにナノ化したはいいが、熱によって効果のないものになってしまっては本末転倒なのです。
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こんにちは!
またまた久しぶりの投稿となりました。
今日は薄毛や抜け毛で悩む方たちの救世主であるべきの「育毛剤」の「ミカタ」について書いてみようと思います。
育毛剤を購入するときの購入動機としては色々あると思います。
先ず「値段」、「使われている有効成分」「採用されているモデルさん」「広告のキャッチコピー」「LP(ランディングページ)のクオリティ」「広告頻度」「ビフォーアフター写真」などなど
その中で、プロの私から見た選択基準を今回はお伝えしようと思います。
ここでそのサンプルとなる商品を一つ例に挙げて説明していこうと思います。
この商品は育毛剤の中でもよく売れている商品です。
その商品をプロの目で解説していこうと思います。
先ず、内容成分を見ていってみましょう。
エタノール、水、BG、ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(ピディオキシジル)、アセチルテトラペプチド3(キャピキシル)、アカツメクサ花エキス(キャピキシル)、パンテノール、センブリエキス、ビワ葉エキス、褐藻エキス、グリチルリチン酸2k、トウガラシ果実エキス、ボタンエキス、フユボダイジュ花エキス、ヒキオコシ葉/茎エキス、ヒオウギエキス、キハダ樹皮エキス、メントール、グリセリン、クエン酸Na、クエン酸、デキストラン、PEG40-水添ヒマシ油、ラウラミンオキシド、フェノキシエタノール |
この成分表の見方を先ずはお伝えすると、薬事法上の全成分表示ルールといたしましては
【全成分表示ルール】
1)表示しなくてよい成分 ①企業秘密成分(非表示成分) 企業が秘密にしたいと思う成分は厚労省の許可を受ければ成分表示中、単に「その 他」と記載できることになっています。しかし実際のところ、厚労省は承認申請を 基本的に認めない方針のようです。 また、全成分表示が導入されて 20 年以上経つ米国でも、米国食品医薬品局(FDA) が認可したのはわずか十数件と言われていることから、欧米の先行事例に期待する ことも難しいと言えます。 ②キャリーオーバー成分 有効成分としてでなく使われている成分、つまり、製品自体の防腐のためとか、脱 色防止のために使われる成分はキャリーオーバー成分と呼ばれますが、これは表示 の必要はありません。 〈注〉混合物・抽出物・香料 ①混合物は、混合されている成分毎に表示記載します。 ②抽出物は、抽出された物質と、基になる抽出溶媒や希釈溶媒とを分けて記載しま す。 ③香料については、「香料」という表示が可能です。香料は多成分からできている混 合物ではありますが、これを一つの成分とみなして香料配合量を他の成分と同様 に表示することができます。 2)記載の順序 挙げられる記載法としては、下記の 4 つがあります(表①~③参照)。 ①全成分を配合量の多い順で記載する。 ②配合量の多い順に記載して、配合成分 1%以下は順不同で記載する。 ③着色剤以外の成分を配合量の多い順に記載し、その後に着色剤を順不同に記載する。 ④着色剤以外の成分を②に準じて記載した後、着色剤を順不同に記載する。
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では、見ていきましょう。
先ず、一番目に来ている成分が
,《エタノール》ですね
次が《水》ですので、通常の化粧品の作り方ではほとんどの商品がこの水が一番目に来るのに対して、エタノールが一番目というありえない作り方をしています。
私なら絶対にこのような処方はしません。
何故ならば・・・
エタノールの一番の「悪」は頭皮を過度の乾燥状態にするからです。
細胞は代謝をし細胞を生み出す際に大量の生体水(水)を使います。
なのにエタノールで乾燥させられたら髪の毛が生まれるために必要な水分を皮膚から奪われてしまうため、健全な髪の毛の育毛が阻害されてしまうからです。
もう一つは、エタノールは殺菌効果に優れているため、皮膚常在菌を死滅させ皮膚を守ってくれている皮脂膜が正常に作れなくなります。これにより雑菌の影響を受けやすくなったり、紫外線から皮膚を守れなかったりと良いことは一つもありません。
ましてや現代は皮膚過敏症の方々やアレルギーを持った方々が増えているので、エタノール主体の商品は普通の感覚では作らないと思います。
それと、エタノールは殺菌効果があるという事はたんぱく変性能力に優れているという事なので、折角配合した有効な成分が無駄になってしまうという事です。
すこし、この部分を詳しく説明すると。
この育毛剤の【売り】である
2つのスキャルプ成分のうち、「キャピキシル」は
「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド-3」といってどちらもたんぱく質なのです。
このキャピキシルは確かに育毛には有効な成分であることは確かなのですが、エタノールで「たんぱく変性」を起こしてしまい、ほとんど入れている意味がないのではないかと推測されます。
このキャピキシルを5%配合しようがエタノールによってたんぱく変性してしまい効果のないものになっては意味がありません。
その他1%未満の「エキス」関係が後並びしていますが、この「エキス」類はほとんど無意味な配合だといえます。
入れる意味は「見栄えをよくするため」だけだという事を覚えていてください。
過度な広告に魅せられてお金をドブに捨てるような事がないようにしてくださいね。
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【話題の育毛コンセプト原料を検証してみよう】
このタイトルもパート3になるが、今回紹介する原料については正直どこまで伝えきれるのか不安です。
なぜならば、今回の原料に関してはあまりにも情報が不足しているからなのです。
その原料名は
PDO(ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド)通称「ピディオキシジル」と呼ばれている成分である。
先に述べた情報が不足しているという点は、今まで書いてきたキャピキシル、リデンシルともにメーカーが発表している実験データが豊富だったのに比べ、人での実験データがほとんどないという点です。
しかし、話題の成分であるという事から、他のサイトで十分に説明されているものもあるのですが、私自身は誇張することなくフラットな視点でこの成分について書きたいと思います。
育毛に取り組んでいる人なら「最強の発毛薬のひとつ」ミノキシジルについては聞いたことがあると思いますが、ミノキシジルは大きな育毛・発毛効果が望める反面、もともと血圧を下げる薬として開発されたホルモン剤であるため、その副作用が心配されるところです。
私がこのミノキを初めて聞いたのは大正製薬がミノキ系商品を発売する数年前でした。
その頃から私の意見は変わることなく、「いくら生えようともホルモン剤は使うべきではない!!」という事。
ホルモン剤を使えば必ず臓器に負担をかけ、自身のホルモンバランスを崩し、体内のメカニズムを徐々に犯し続けるものだからです。
ただ、毛が生える!という点だけで行くと残念ながら夢のような成分には間違いないのです・・・・
そのミノキシジルと非常に似た効果を発揮するのがPDOと言われています。
その根拠は下のこの組成式
ミノキシジルに非常に酷似しているという点だ
赤〇で囲んだ部分が六角形か五角形かの違いしかない。
この似た構造によって『ミノキシジルと同様の効果をもたらし、かつミノキシジルのような副作用はない』とうたわれているんです。
元々ミノキシジルは血圧降下剤としての薬だったところ、内服している方々に発毛する方が出てきたということから発毛剤としての検証がなされ、現在に至るわけですが、
日本で初めてこのミノキシジルを使った商品を発売した大正製薬の製品化前の臨床結果では、全利用者中の10%以下ではありますが、副作用が認められています。ミノキシジルを外用薬として利用した場合、最も多い副作用としては「頭皮のかゆみ」です。さらに頭皮の炎症や湿疹、脂漏性皮膚炎などの症状も副作用として確認されました。
こういった背景から、アメリカではすでにミノキシジル5%が発売されていたにもかかわらず大正製薬から発売されたのは1%配合というものだったのです。
今は5%のものが普通に販売されていますが、私は上記の副作用のほかにも使用者が精子ができない体になり、富豪の娘との婚約が破談になった(ミノキによるものという確証はない)医者の知り合いもいたりするため、本当の副作用は内面的なホルモンバランスが崩れてしまうという点が最も怖いことである。
また、このPEPARSという医療関係者が読まれる本の中では、ミノキシジルの臨床データ(被験者は6人というお粗末さではあるが)によると
つけ始めは発毛がみられるが、6か月以降はそれ以上発毛することはなく、徐々に元に戻っていくという結果が出ていて、発毛の継続性もあまり望めなさそうなのである。
こんな成分を一生使うなどという暴挙はやめておいたほうが良いと私は思う。
今のところPDOでの副作用は確認されていないということしか言えない。
また、今後その副作用が出てくるのか?出てこないのか?についても不明な点が多いのが一番のデメリットではないかと思う。
また、このピディオキシジルについては話題の成分であるので、ネットで検索すれば育毛剤を売りたいが為のサイトでは過分な高評価もみられるが、この成分単品では発毛育毛を賄えれるとは考えにくい。
PDOは血行促進には効果があるようだ
ミノキシジルと構造式は似ているが、副作用の心配は今のところなさそう
他の育毛コンセプト原料と併用することで効果を発揮するかも・・・
とにかくデータが不足していてよくわからない点が多い
その他にもミノキよりも吸収率が高いなどという記述もあるが、私が客観的に調べたところではその確証はつかめていない。
ただ、発毛に有効な成分として期待は大きいということだけが今言えることである。
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さて
前回のブログでは、キャピキシルという「育毛コンセプト原料について書かせていただきましたが、今回は私が一番注目した「リデンシル®」について書こうと思う。
そう!!
このRedensyl®は現在販売されている発毛・育毛剤の配合成分としてはあまり使われていな成分かもしれません。
しかし、2年前に展示会でこの原料の存在を知ってからは、私自身かなり注目している成分なのです。
では、Redensylについてわかりやすく?頑張って書こうと思います。
一般的には「育毛原料」って言われているこのての原料は、我々育毛の世界で生きてきた種の人間たちは「育毛コンセプト原料」と呼ばせていただいている。
育毛コンセプト原料とは・・・各種の成分を絶妙な配合でブレンドした育毛効果を発揮する原料のこと
実は、世界中の原料メーカーが「育毛・発毛」を真剣に研究し始めているのです。
Redensylとは、スイスの化粧品原料メーカー「induchem社」が開発した育毛コンセプト原料。
毛包内にある「バルジ領域」にアプローチすることにより、髪の成長を促す働きが注目されています。
では、その中身を検証していきましょう。
リデンシルを用いた実験では、「成長期毛髪成長の促進」と「脱毛の減少」という2つの働きが明らかになっています。
また、リデンシルは、「セイヨウアカマツ球果エキス・チャ葉エキス・グリシン・ピロ亜硫酸Na・塩化亜鉛」で構成されており、副作用の心配がほとんどないのが大きな特徴です。
2014年には、ドイツのハンブルグで開催された世界最大級の化粧品原料展示会「インコスメティック」にて銀賞を獲得しており、世界的にも話題になっている成分なのです。
私はその3~4か月後に日本であった展示会でこの「Redensyl®」を知ることとなるのですが、今まで出ていたキャピキシル、PDO(ピディオキシジル)を凌駕する成分であることを肌で感じた事を覚えています。
Redensyl®の特徴をお伝えしようと思います。
Redensyl®には大きく2つの働きがあります。
では具体的に、それぞれの働きについて詳しく見ていきたいと思います。
【リデンシルの主な働き】
- DHQG(ジヒドロケルセチングルコシド)安定化ポリフェノール(特許取得済み分子)…バルジ領域の幹細胞を刺激し、毛乳頭の細胞を活性化させる。また、細胞活性化による代謝促進効果により、休止期・脱毛器の短縮も期待できる
- EGCG2…頭皮炎症の原因(脱毛の原因)となるインターロイキン-8(IL-8)を抑制し、炎症を抑える
|
少し難しい専門用語も出てきますが、できるだけわかりやすいよう補足情報なども入れながら解説していきます。
リデンシルの働き1:バルジ領域の幹細胞を刺激して、毛乳頭の細胞を活性化させる |
バルジ領域とは何なのか??
バルジ活性化説というのをご存じだろうか?
毛乳頭細胞の研究が進む一方で、1990 年、Cotsarelis G が提唱したバルジ活性化説 (図3)は毛髪研究者に大きな衝撃を与えました。
バルジ活性化説では、マウスにおいて、label-retaining cell としての毛包幹細胞が毛 包中部の立毛筋付着部にあるバルジに局在し、毛周期を調節する、としています。ヒト の成人毛包でのバルジは痕跡的隆起ではありますが、同様に毛包幹細胞の局在部位であ るとしています。今日までの研究成果に基づくと、毛包幹細胞は以下のような特性を有 します。幹細胞の属性としては、細胞分裂の周期はゆっくりであるが(slow-cycling)、 固体の寿命を越えた持続的な高い分裂能を有し、毛包を構成するあらゆる細胞に分化し うる多分化能を有する。形態的および生理的特性としては、細胞内小器官に乏しく、未 分化な性質を示し、slow-cycling という性質を反映して、BrdU などでラベルすると、 幹細胞の核は label-retaining cell として識別できる。そして、免疫組織学的マーカー として、keratin 15,keratin 19 が陽性で、 beta-1 integrin, EGF receptor を強く発現 する。毛包幹細胞と毛周期との関連では、①退縮期末期の毛包において毛乳頭とバルジ が最も接近する。すると、バルジが毛乳頭からの何らかの影響を受けて活性化され、増 殖能の高い一過性の transient amplifying cells(TA cells)を供給しながら毛包は増殖す る。その結果、毛周期は再び成長期に入っていく。そして、②成長期末期には TA cells の供給が停止する。その結果、毛周期は退縮期へと移行すると考えられる。以上が毛包 幹細胞の特性として知られています。 一方、当科の Amoh Y ら 13)は、◎毛包幹細胞は、 神経系幹細胞に発現する中間系フ ィラメントであるネスチンを発現している、◎ネスチン陽性毛包幹細胞は、Cotsarelis のいうところのバルジ領域より上部の脂腺開口部付近に局在する、◎このネスチン陽性 毛包幹細胞が真の幹細胞であり、毛周期を制御している、としています。また、ネスチ ン陽性毛包幹細胞は、培養系において神経細胞、グリア細胞、上皮細胞、平滑筋細胞、 そしてメラノサイトに分化するなど、多分化能を有することも実証しています
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相変わらずこの論文系文章というのは読みずらい代物ですね。
もう少し解りやすく・・・汗
髪の毛は、皮膚から派生した器官であることは今更説明することではないと思います。
皮膚は2つの幹細胞で運営されているのですが、その2つが
「表皮幹細胞」
と
「真皮幹細胞」
なのですが、この2つの幹細胞とバルジ幹細胞の関係性を説明しないといけません。
う~~ん…
文字では説明しにくいですが
表皮の基底細胞の延長である「毛母細胞」と
真皮細胞=「毛乳頭」が結合して「毛髪」を作り上げるとするならば、そのコントロールをしているのが、「バルジ領域=毛包幹細胞」であるということを書いているのです。
※この毛包幹細胞の母細胞も「表皮幹細胞」であることから、毛髪の成長に重要なのは「表皮幹細胞」と「真皮幹細胞」であることは言うまでもありません。
線維芽細胞とは、先ほどの“関係性の図”でも分かるように真皮幹細胞→線維芽細胞→「ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチン」なので、線維芽細胞とは、コラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸などの真皮の成分を作り出す役割がある細胞のことです。
んんんんん?
コラーゲンなどを生み出す細胞、線維芽細胞を活性化することで発毛育毛に何の関係があるの???って思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コラーゲンと発毛の関係性
では、コラーゲンやエラスチンといった繊維質と発毛って何の関係性があるのかについていくつかご紹介しますね。
2016年に東京医科歯科大学が発表した「加齢による薄毛の仕組み」というものを発表しました。
この発表では、加齢によってコラーゲンが減少し、それによって薄毛が進行してしまうということが明らかになっており、これまで「薄毛=AGA(男性型脱毛症)」だと考えられていましたが、それ以外の原因も明らかになったんですね。
参照:http://www.tmd.ac.jp/press-release/20160205/
この線維芽細胞が生み出すコラーゲンなどが発毛に関係していくのかについては、再生医療の基本であるティッシュエンジニア(生体組織工学)について説明しなければならなくなり、ここでそれを行うととても長くなってしまいますので割愛したいと思いますが、毛髪の育成に深く関わっている母細胞(真皮幹細胞)はこのコラーゲンなどがないと定着し働けないということだけお伝えしておきましょう。
リデンシルでは線維芽細胞の活性化をすることで、母細胞の定着を良くし、毛髪の成長を助け、加齢による抜け毛まで予防してくれるというものなのです。
リデンシルには、頭皮の炎症を抑えるという働きも注目されています。
リデンシルのEGCG2が、頭皮の炎症を抑える作用が明らかになり、頭皮環境を整えるために役立ちます。
何物もそうではあるが、一つで万能ということはあり得ません。
リデンシルは他の成分などよりデータが豊富で、そのデータもかなり高い水準の結果をもたらしている育毛コンセプト原料の世界ではトップクラスの原料といえます。
しかし、万能ではありませんのでまかなえない部分もあります。
その一つが「DHT発生の抑制効果はない」ということ。
たった1つくらい・・・と思うかもしれませんが、脱毛の原因の中でこのジヒドロテストステロン(DHT)系で脱毛するということが男女とも一番の原因だといわれていますので、この抑制効果が無いということはたった一つの欠点でもあり、最大の欠点でもあるということかもしれません
もう一つの最大の欠点は
この原料に限らない話なのですが、これだけ良い結果をもたらす成分であっても、「目的」の場所まで届かなければ何の意味もないのです。
通常、この手の育毛コンセプト原料の主成分はタンパク質で出来ておりますので、分子量が大きく皮膚には浸透していきません。
また、一般の育毛剤でよく使われる手法のアルコールによって浸透率を高めたりするという技法は、アルコールによってたんぱく変性してしまうので、入れれたとしてもその成分の有効性はなくなってしまいます。
※もちろんシャンプーなどに入れても界面活性剤でタンパク変性を起こし、有効成分は失われるのです。
どの世界も欠点を補い合えば、それぞれの特性を最大限に引き出すことができます。
リデンシルも、リデンシルにはない部分を補ってくれる成分と合わせることによってその効果を何倍にもしてくれます。
その相手が
「キャピキシル」や「PDO(ピディオキシジル)」なのです。
キャピキシルについては前回のブログを参考にしてみてください。
PDOについては次回のブログで説明します。
また、どうやって目的の場所まで効果を維持しながら届けるのかについてもこのブログに説明していますので参考にしてみてください。
バルジ領域の幹細胞の活性化
炎症を抑え、脱毛抑制がある
副作用がない
男女ともに効果が期待できる
豊富な実験データがある
DHT抑制はない
そして、国内でこのリデンシルを取り扱っているマツモト交商は次のように言っています。
Redensyl®を用いることで 植毛よりも高い効果が得られる可能性があります!
育毛化粧品だけではなく、 スカルプケア、まつ毛ケアに応用ができる。
最近育毛剤や育毛シャンプーに配合されている話題の成分キャピキシルってなに?についてまとめてみようと思います。
最近話題になっているCAPIXYL(キャピキシル)と出会ったのはもう5年以上前なんです。
ある原料メーカーの展示会で出品されていて、そのデータと特徴を聞いた時にはちょっと衝撃的でした。
今や当たり前のように育毛系の商品(まつ毛美容液なども)には配合されていますが、当時は原料がバカ高く配合して商品化するようなメーカーは全くなかったんです。
そんな高価な原料も需要が増えれば多少扱いやすくなるのですが、今でもそこそこ高価な原料なんです。
なぜそんなに高価なのか!?について、このキャピキシルをちょっと掘り下げてみようと思います。
●アカツメクサ花エキス
●アセチルテトラペプチド-3
の2つの成分でできています。
では、1つずつ説明していきましょう。
アカツメクサ花エキス
(別名レッドクローバー)と呼ばれるマメ科植物には、有効性成分として豊富なイソフラボン類が含まれて入ることが知られており、欧州では伝承薬として使われてきた歴史を持ちます。中でも、ビオカニンAと呼ばれるイソフラボンの一種は、5α-リダクターゼの協力な阻害効果を持つことがメーカーによって発見され、男性型脱毛の抑制効果が期待されます。
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アセチルテトラペプチド-3
4つのアミノ酸で構成されるアセチルテトラペプチド-3は極めて強力な細胞外マトリクスの修復作用を持つため、毛包の構造維持に働きかけます。加えて育毛薬であるミノキシジル以上の育毛効果も確認されています。
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この2つの協力な成分を絶妙の配合率で作られたのがCAPIXYL(キャピキシル)で、脱毛を抑えつつ、育毛環境を著しく向上させるスカルプ専用成分となっており、その効果はミノキシジルの3倍!とも言われています。
いくらすごいよすごいよ~~って書いたとしても、数字的な根拠は!?って厳しい目で見られている方も多いはず!!
そりゃそうですよね!薄毛で悩んでいる方は厳しくなって当然です!
では、2つの成分について、メーカーであるカナダのLucas Meyer Cosmetics社(ルーカスマイヤーコスメティックス)のだしているデータを見ていきましょう。
5αリダクターゼ活性抑制効果で知られるアカツメクサ花エキスに含まれるEGCG(エピガロカテキンガレート)より、ビオカニンAはⅠ型Ⅱ型共に顕著な抑制を行っています。
※これはAGA治療などで処方されるフィナステリドなどと同じような効果を示しているといえます。
しかし、こちらは副作用の心配はありません。
また、アセチルテトラペプチド-3は、毛包伸長率で35%も増加させ、育毛率ではあのミノキシジルの3倍の効果があるといわれています!!
しかし、この素晴らしい数字はみなシャーレの中でのもの!実際の生身の人間では生活スタイルによってその効果はまちまちであるということは言うまでもない。
これは「化粧品」になります。
一般的には効果効能の期待度は
医薬品>医薬部外品>化粧品だと思います。
しかし、長年製品作りに携わってきてわかったのが、
医薬品>化粧品>医薬部外品
だということです。
これだけ効果がある数字を見せられると、ちょっと副作用なんかあるんじゃないの!?って心配になるところです。
しかし、このキャピキシルが現在のように大人気になったのは、これだけの数字を持ちながら全く副作用の出現報告がないというところでもあるのです。
女性が使用しても全く問題はありません。
というか、女性のほうが男性よりもその効果の素晴らしさの恩恵を受けると思います。
また、女性の間でちょっとブームとなっている「まつ毛の育毛剤(まつ毛美容液)」としてこのキャピキシルを使うと驚きのまつ毛の伸びを実感出来ると思います。
CAPIXYLは発毛・育毛・抜け毛予防効果は期待大
女性のほうがその効果を実感しやすい
ミノキシジルの3倍の効果はシャーレの中のデータであって、生身の人間は生活習慣の見直しが重要
副作用は今のところ報告はない
化粧品のほうが医薬部外品より効果を出す処方がしやすい。
副作用がない分、男性、女性、子供でも使える。
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C+エッセンスはこちらから(キャピキシル高濃度版)
https://bamshopping.thebase.in/items/10019560