こんにちは。
ちょっと違う判断基準の続きを書きたいと思います。
「どんな活性剤がいいの?」ってところで終わっていたと思いますので、その続きから書こうと思ったのですが、ここで活性剤の名前を連呼したとしても皆様覚える事は出来ないしなぁって思うわけです。
でも、誤解を恐れず一つだけ挙げるとするならば、石鹸の界面活性剤が一番「人」には優しいのではないかと思っています。
誤解しないでくださいね。
「石鹸」がすべて良いと言っている訳ではないのです。
石鹸の活性剤が優しいのではないか!?と言っているのです。
それも、純粋な石鹸の作り方をした「石鹸」です。
以前にも書きましたが、私が石鹸シャンプーを販売していたら、商業理論で石鹸押し!の一言で済むかもしれませんが、このブログでは何かを売りたいから理論構成するということではなく、いろんな角度から、良い面悪い面をお伝えしていきたいと思っております。
先ず、石鹸押しの良い面からですが
それは、石鹸の歴史を知ることから始めたいと思いますが、人類初の石鹸ができたのは今から5000年前と言われています。
この歴史については、石鹸を押しているサイト等で詳しく見ることができますので、そちらを参照してください。
人間は、適応能力に優れた動物です。
動物はみなそうかもしれません。
キリンが首が長いのも
ラッコの体毛が8億本あることも
ハイエナが動物一のあごの力を持っていることも
全てその環境に適応して変化を繰り返した証拠です。
人間も同じく長い年月をかけ、その時の環境に適応していきます。
そういった意味でも5000年以上使用してきた石鹸の界面活性剤に対しては適応していると言えるのではないでしょうか。
ですから、石鹼に対して抵抗力があるという前提の下では利点はあるでしょう。
それともう一つは「生分解性」に優れているという点も、環境まで配慮した洗剤の使用では利点といえると思います。
しかし、悪い面もあります。
石鹸の活性剤は基本そんなに強いものではありません。
では、何故汚れが落ちるのか!?ですが、石鹸シャンプーは製造する際に使われる苛性ソーダや苛性カリのアルカリにより、そのものがアルカリ性を示すためそのアルカリの力によって汚れが落ちるということもあり、アルカリの力と、石鹸の活性剤の力によって汚れを落とすことが可能となるからです。
(石鹸の製造方法も色々ありますので、興味がある人は「石鹸製造方法」で検索してみてください。)
ただ、このアルカリが刺激となり、敏感肌の方には少々強い刺激となることが考えられます。
しかし、私が思う石鹸のデメリットは、石鹸に含まれる脂肪酸と水道水などに含まれるミネラル(金属)が反応し、「金属石鹸(セッケンカス)」を生じてしまいます。
これは結構厄介で、お肌に残留するといろんな悪戯(いたずら)をしてくれます。
これももちろん改善する術はあるのですが、どうするかというと、水道水を完全に軟水化すること!なのです。
完全に硬度分(ミネラル)を除去してしまえばセッケンカスも出ないし、お肌のトラブルも少なくなります。
イオン交換樹脂や特殊な塩によって除去する方法の軟水器など(自店には設置してましたが)有りますが、毎月のランニングコストは当然かかってきます。
でもこれを設置すれば、石鹸シャンプーなどで髪を洗っても顔を洗ってもゴワゴワするような事もなく軋んだりすることも無くなります。
それに硬度が高過ぎると、石鹸は泡立ちが極端に落ちます。
これは通常の洗剤においても同じことが言えるのですが、硬水では洗濯用洗剤でも泡立ちが悪くなったり、お洋服の繊維を痛めたりするため、洗濯用洗剤等には水軟化剤としてアルミノけい酸塩、ポリカルボン酸などが配合されているのです。
また、皮膚に関して言うと、皮膚の表面で体を守っている「皮脂膜」ってのがあるのですが、この皮脂膜は弱酸性で出来ていて、アルカリの強い石鹸などは皮脂膜を壊してしまうのでNGともいえます。
それに、この弱酸性の膜が壊れると、分泌されたアブラが過酸化脂質に移行しやすいのではないかと推察されるのです。
この過酸化脂質は皮膚トラブルの最大の要因と考えられています。また、
この皮脂膜を形成してくれている常在菌もアルカリに弱く、常在菌の生育環境が悪くなってしまうという悪循環を起こすのです。
悪い面が際立った書き方になっていますが、物には必ず良い面悪い面が必ず存在します。
また、悪い面をカバーできること、カバー出来ない程のものってあります。
中身を知ったうえで、読者である貴方に判断は委ねたいと思います。
また、石鹸一つとってもココでは書ききれないくらいの情報が有ります。前にも書きましたが、情報は履いて捨てるほどありますので、興味がありましたらご自分で調べてみてください。
石鹼の他にも優しい界面活性剤は存在します。
皮膚粘膜刺激性も低く、細胞毒性も石鹸より低い活性剤は実際存在します。
では何故そのような活性剤を一押ししないのか!?ですが、人間の適応能力の話を前述しましたが、人間が何かに適応してしまうには1世紀以上(100年以上)かかると言われています。
適応段階では、体にいろんな反応が出てくるのですが、その一つがアレルギーだとも言われています。
石油系(高級アルコール系)の洗浄成分がこの世に生まれたのがドイツで1917年に生まれ、日本がその技術を導入したのが1937年と言われていますので、誕生して100年、日本で使われ始めて80年ほど経つわけです。
しかし、現在良質のシャンプーとして販売されているもののほとんどが「アミノ酸系」の活性剤なのですが、このアミノ酸系合成界面活性剤の歴史は浅く、登場から40年そこそこしか経っておらず、人間が今後適応していく過程において身体にどのような現象が現れるのか私にはまったく予想がつきません。
アミノ酸系だから身体に優しい・・・
石鹸だからいい・・・
高級アルコール系・・・・???
どれも化学物質であることには変わりないということを前提に判断していかなければいけません。
しかし、人間は他の動植物同様「自然のもの」であることから、人類が後出しで出してきた化学物質は何らかの拒絶反応は必ずあるということです。
このシャンプーのシリーズに関してはまだまだ書き足りませんので、現在売られているシャンプーを独自で調べた内容についても今後書いていこうと思っております。
もちろん私の視点で書かせていただきますのでその辺りはご了承くださいね。
長い内容になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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こんにちは。
いつも長文のメルマガを読んでいただきありがとうございます。
このブログは、ハゲ家系(男性全員ハゲ)に生まれ、ハゲに怯えながらも独自の発毛メソッドを構築し遺伝を克服する一人のハゲサラブレッドの物語である(笑)
私も、現在のように発毛メソッドを全国にお伝えできるようになるとは思ってもいませんでした。
それは、自分自身が持っている知識や経験が測れなかったからです。
ところが、全国にある有名無名関係なく発毛サロンとうたっているサロンの技術や知識に触れるたびに、自分の経験と知識は皆さんのお役に立てるのではないかと思ったのです。
そこで、私がこの理美容業界に入り、得た経験と知識を紹介できるだけしていこうと思っております。
皆さんは「指定指定成分」ってご存じだろうか。
お客様に聞いても3割くらいの人しか知らないこの「表示指定成分」だが、2001年4月より全成分表示となったため、表示指定成分もそうでない成分も混同して表示しているため、わかりにくくなっているのですが、2001年3月31日まで表示の義務化をしていた「表示指定成分」について少し書いてみようと思います。
まず、この表示指定成分ってなんなのか!?だが
「表示指定成分」とは、旧厚生省が定めた、石油合成成分(有害化学物質)で皮膚障害を起こす可能性のある成分の中で、過去にアレルギーや接触刺激、皮膚毒素、発ガン性等の症例から報告されたものを中心に2001年3月までに表示が義務付けられた成分のこと。
とあります、要するにこの成分が入ってますので気を付けてくださいね~~って事です。
では、これ以外の成分って安全なの!?って事になりますが、そうではないんです。
私が化粧品やシャンプーなどの安全性を意識し始めたときはまだまだこの指定成分が入ったものが多く、今でいう“無添加”みたいな商品って少なかったんですね。
だから、やっと無添加シャンプーや無添加化粧品が出てきた時は飛びつくようにその商品を手にしたものです。が、しかし、、、実は日本ってその指定基準が相当甘いって事に後々気づくこととなるんです。
「5000」「800」「102」
2001年3月31日まで義務付けていた指定成分表示の指定された成分は「102」種類あったのです。
で、これ以外の成分は入ってても表示義務がなかったため、102成分以外で出来た商品のことを「無添加」って呼んでいたんですね。
過去形ではなく、いまでも無添加化粧品、無添加シャンプーって謳っているのは、この基準からかもしれません。
では、この日本の厚生省が指定している基準ってどれくらいのものなのか!?が注目すべきところです。
ここで、各国の指定成分のデータがあればよいのですが、私が当時習ったのは、アメリカとヨーロッパの指定成分数でしたので、それをご紹介しましょう。
指定成分数
アメリカ・・・・「800」
ヨーロッパ・・・「5000」
なんと!!
日本の8倍から50倍の化学物質が有害性があるとして指定成分となっているんですね~~
それ位海外先進国は厳しく規制をかけているってことです。
日本はアマアマなんですね・・・
まぁまぁな日本基準での「無添加」って本当に安全なのか!?って疑問が出てきます。
もちろんそれは「NO!」なのだけれども、「そんなこと言われたって私たちにはどうする事も出来ないじゃん!!」って消費者は思ってしまい、思考を停止してしまいますよね。。。
でも、停止させちゃ何にも変わっていかないのでダメなんです。
最低でも表示されているものをチェックして、自分で調べて選択していく位のことはしなくちゃダメなんです。
使ってても「害」が出なけりゃいいじゃんってことでもないんですよ!!
今は出なくても、自分には出なくても自分の子供や孫や、そのまた先の自分の子孫に何らかの影響が出るかもしれないんです。
その証拠に、周りを見渡せば昔はなかった病気や皮膚トラブルで溢れているじゃないですか!!
昔、アトピーの友達いましたか?
花粉症で鼻水タラタラの友達いましたか?
高校生で薄毛に悩んでいる友達いましたか?
女性でも若くして薄毛っていましたか?
挙げればきりがないので、この辺りにしておきますが、注意深く回りを観察してみてください。昔はなかった体のトラブルや社会現象があると思います。
もちろんこれが化粧品でのトラブルと言っているわけではありません。
「食」もあります。
「生活環境」っていう大きな変化もあるでしょう。
でもそれぞれ使用、利用してても、今には大きな変化はないんです。
その先(子供たち)に有る!とも断言は致しません。
わかっているのは、過去と現在ではかなり悪い変化が起こっているということだけだと思います。
これは変えれるんです。
たった数%の賢い消費者が、賢い購買を行うようになると、メーカー(生産者)が変わると言われています。
ほんと一人一人がちょっとした意識を持つだけで世の中は変わるってことなんです。
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スタイリング剤 ストーリー 化粧品
おはようございます。
いつも読んで下さりありがとうございます。
発毛キャンプトレーナーの椿山です。
エピソード3までは読んでいただけましたでしょうか。
実際に身近で何かが起こらないと、他人事・・・
エイト(飼い猫)の皮膚トラブルが元でメーカーを盲目的に信用するという事は無くなって、使っている化粧品類を一つ一つ検証していくことになるのです。
エイト事件の次に起こった事件とは・・・・
「先端フレーキング事件」です。
今ではやりませんが、若いころはヘアスタイルはコロコロ変え、カラーも頻繁にやり、髪の毛は結構ボロボロの状態だったのです。
セットは、どんな風が吹いてもビクともしないようにカッチカチに固まっていないと気が済まないタチだったので、スタイリング剤は超ハード系のものをタップリ使っていました。
事件の時は、有名メーカーのスーパーハードムースを使用していました。(現在は内容成分等が変わっていますので商品名などは伏せます。)
髪の毛がかなり傷んでいること、それにドライヤーをかなり長時間使っていたという事もあり、ムースの固める成分が毛先に残ってフレーキング現象が出ていたんです。
これはシャンプーでも落ちないので、爪で剝がすしか方法がないのですが、毛先全体のフレーキングを全部取ってしまうというのはとても無理!
そこで、その大手メーカーのムースのボトルに記載されている「お客様相談センター」に電話してみることにしたのです。
すると、たぶんこんな感じの感じよさそうなコールセンターの女性が出ました。
私「あの・・・そちらのメーカーのムースを使っていたら、毛先に何やら白い付着物がついて、シャンプーしても取れないのですが・・・」
女性「それでしたらシンナーでふき取ってください。」
私「えっ??シンナーですか??」
女性「はい!シンナーで拭き取っていただければ落ちます。」
私「あの~シンナーでしか落ちないようなものが成分として入ってるってことですよね・・・?」
女性「はい」←かなり爽やかな受け答えで(;^ω^)
私「・・・・・」
あまりにもその女性の答え方の潔さに唖然とし、何も言えなく電話を切ったのですが、それから内容成分を検証してみてわかった事があります。
スタイリング剤の固める成分としてよく使われる「ポリXXXXX」という成分があります。
この成分は少し変更するだけで使用用途が広く、ポリ袋の原料から、医療に至るまで使われたりします。
ムースに使われた「ポリXXXXX」の場合は、ポリビニル系のものと同様な成分だったと記憶しています。
ポリ袋と同じような構造式ですから、そりゃシンナーで落とすしかないわけです。
髪の毛だけにつける分にはそれほど問題はないでしょう。
しかし、大量につけていた私は、サイドのボリュームを抑えるために地肌にまでしっかり届くくらい塗布していたので問題なのです。
先ずは、何が入っているのかちゃんと知った上で、注意して使わないといけないということです。
ホントに大手メーカーだから、売れているから、CMやっているから等の事で信用しちゃったらだめってことですよね。
特に頭皮に悪いスタイリング剤があります。
30年間、何万人もの頭を見続けてきて、このスタイリング剤を使っている方で禿ていない人は一人もいないくらい100%ハゲノモトとなるスタイリング剤があります。
それも皆同じような髪質とハゲ型をします。
これは、女性においても同じで、薄毛の原因となっていますが、女性は男性に比べその影響が出るのがかなり緩やかなので中々気づかないのですが、確実に薄毛になっているということは間違いありません。
そのスタイリング剤は・・・・
そのハゲ方も含め、機会を見て投稿いたしますね。。。
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皆様こんにちは
いつも読んで下さりありがとうございます。
今回のテーマは
「判断基準」
何の判断基準か!?というと
良いシャンプーと悪いシャンプーの基準について話したいと思います。
この「基準」と言っても、一般的に男性が選ぶ基準であったり、女性が選ぶ基準という点からも違うかもしれませんが、独身男性はともかく、妻帯者の男性はほとんど奥様が選ばれた「ママシャン」を使っているのではないでしょうか。
現在日本では凡そ1000種類以上のシャンプーが販売されているそうです。
ドラッグストアに行けばすごい数が並んでいます。
この中から、何かの基準をもって皆様はシャンプーを選ばれているのですが、どういった基準で選んでいるのでしょうか。
そこで・・・
あなたはどういった基準で選んでいますか?とお客様にお尋ねすると、いくつかの答えが出てきます。
匂い、香り
自分の髪の毛に合ったもの(髪のおさまりなど)
手触りや指通り
|
まぁこの辺りが多いかと思います。
その他にも
泡立ち
自分の肌に合ったもの(かゆみが出ないもの)
価格(安いもの)
CMで使われているタレント(笑)←意外と多い
流行(今であればノンシリコン等)
|
大体こういった選択基準があるのではないでしょうか。
まぁ、こういった基準でも構いません
しかし、ここではちょっと「薄毛」という観点からシャンプーの基準を考えてみたいと思います。
薄毛にとどまらず、例えば、アトピーなどの敏感肌、または環境汚染などについても考えていければと思います。
先ほども言いましたように、一般の判断基準でも全く構いません
しかし、肌トラブルや薄毛という観点からシャンプーを捉えると、全く違う視点でシャンプーというものを検証していかなければいけません。
当ブログでは商用理論はできるだけ排除し、本当に良い商品はどんなものなのか!?ということをお伝えできればと思います。
まず、シャンプーに関してもこの一回きりのブログではお伝えできないと思いますのでシャンプーもシリーズでお伝えしていこうと思っております。
先ず、お伝えしたいのは、シャンプーとは何の目的で行うのか??というところを押さえないといけません。
では、シャンプーの目的とは??
シャンプーの目的は
「頭皮および毛髪の汚れを洗い落とし、清潔に、かつ美しくすること」なのです。
美しくしないといけないわけですから、皮膚や髪の毛を痛めては目的を達成されません。
が、しかし・・・汚れを落とすということになると、洗浄成分である界面活性剤を使わなければいけません。
誤解があるといけませんのでここで付け加えますと、前文にある「界面活性剤を使わなければなりません」というのは、あくまでも一般論です。
お湯だけでも汚れの70%~80%は落ちると言われていますので、絶対という意味ではないということだけ理解してください。
当ブログでは一般消費者の選択基準ではなく、プロの目から見たシャンプーの良し悪しについて書いていこうと思います。
先ず我々プロがシャンプーを見るときは前述した「界面活性剤」が何が使われているのか?を見ていきます。
一口に界面活性剤といっても数千種類あるといわれていますし、用途も様々です。
詳しく知りたい方は日本界面活性剤工業会を参照してみてください。
我々がシャンプーに使われている界面活性剤の判断基準としては2つあります。
先ず一つ目は「細胞毒性」
二つ目は「皮膚粘膜刺激性」※タンパク変性
この2つが基準をクリアにできるかどうかについて見ていきます。
細胞毒性などは界面活性剤を販売している原料メーカーの資料等で確認できるものもあるのですが、皮膚粘膜刺激性に関しては記述がないものが多いので自分の体で実験するしかない場合もありますが、これはお勧めできない方法です。
なぜならば、皮膚粘膜刺激性と書いたのですが、これは正確には「タンパク変性能力」がどれほど強いのか?ということなのです。
タンパク変性をわかりやすく言うと卵の白身が熱を加えると白くなりますよね。あれがタンパク変性といわれる現象です。
これと同じような現象が体でも起きます。例えば、洗浄力の強い界面活性剤を使用しているシャンプーを目に入れると表面の角膜が白くなります。
これは、実際にサロンを経営している私の友人が、あるメーカーがシャンプーを営業してきたので、粘膜刺激性を確かめようと目に入れたときにおこったことです。
※皆様は危ないので決してマネしないようお願いいたします。
では、やわらかい角膜だからなるのか?というと、そうではありません、判り難いというだけで実際には皮膚においても同じことが起こっているのです。
もちろん髪の毛もタンパク質で出来ていますので、界面活性剤で傷んでいくということはお分かりになるかと思います。
ですから、プロの視点で一番大事にしているのは合成界面活性剤は何が使われ、何種類配合しているのか!?という点をまずは見ます。
この時点で合格点が出せないシャンプーは販売しないのですが、実はシャンプーづくりや化粧品づくりは奥が深く、どんなに良い成分表示がされていても製造元の技術や知識の差で中身の良し悪しが決まってしまうという点も否めないのです。
この製造元の件についてはもっと裏話もあるので別の機会に書きます。
じゃーどんな活性剤がいいの!?!?って声が聞こえてきそうですが、長くなりましたので今回はこの辺で・・・・
#毒性、#シャンプー、#粘膜刺激性 #細胞毒性、#基準
シャンプー ストーリー 化粧品 社会環境
“このブログ(エピソード)は、私が理美容業に入り、現在、日本一の発毛率を叩き出してるメソッドを構築し、その理論と今までの化粧品知識を生かして本当に結果の出る育毛剤の開発までの道のりを書いています。
このブログを読んでいただければ、私の並々ならぬ発毛への執念を感じていただけるかと思います。。。”
さて、前回のブログの続きですが、その後に起こったある出来事について書きたいと思います。
当時私は、白い猫を飼っていました。しっぽがにカギ尻尾になっている美人な猫で、エイトという名前の猫です。
このエイトは、というか、ほとんどの猫がそうであると思いますが、とても水を嫌がるんですね。
ですから、シャンプーをしてあげるのも一苦労
猫はほとんど体臭がしないので、シャンプーなどは不要っても言われてますが、当時は知らずにやってあげてました。
その時私が使っていたシャンプーは、今でも現役で売られている「l〇x」というシャンプーです。
前回ブログで書いたように、シャンプーの講習をしに来てくれた社長のことは全く信用していなかったので、相変わらず「匂い」や、「泡立ち」や、「価格」でシャンプー選びをしていた一人だったのです。
女性ならここに「指通り」や「髪のおさまり」とかも条件に入ってくるんでしょうね。
幼少時代からペットをずっと飼っていたにもかかわらず、ペット用のシャンプー剤があることなどつゆ知らず、自分と同じシャンプーで洗ってあげていたんです。
何時ものように、先ず濡らしてあげるためにエイトにシャワーをかけたときでした・・・・
ご存知の方もいるかと思いますが、白猫の毛は濡れると透明っぽくなり地肌が透けて見えるんです。
透けた地肌にあったのは1円玉硬貨ほどの大きさの地肌の炎症だったのです。
特に首筋には湿疹というか・・・炎症というか・・・とにかく気持ち悪いほどの状態だったのです。
左の画像はイメージですが、こんな炎症のもっと隆起した状態のものがびっしりです。。。
そこで、思い出したのが、あのシャンプーの講習でした。
では何故、うちのエイトにこのような炎症が起こったのかと検証すると、前述しましたが、猫は非常に水を嫌い、シャワーで水をかけるとすごく嫌がって暴れるんです。
シャンプー剤を流すときにも、顔に水をかけないように首筋をガッチリと持って押さえ、シャワーをかけていたのですが、きっとその手で押さえたところが流しきれずシャンプー剤が残留したものだと思います。
それにより起こった炎症だったんです。
げっ・・・
本当だったんだ・・・・
こりゃやばいな・・・ハゲ遺伝バキバキの私には恐怖を感じた瞬間でした。
前回のブログで見せたマウスの写真を見たところで、読んでくださっている読者の方も同じ感覚だと思います。
「へ~~怖いなぁ~・・・」
でも他人事みたいな・・・
私もまったくそれと同じ感想でした
しかし、目も前でそれが起こると、そんな感想はぶっ飛んでしまいます!!
どんなに有名な企業の商品でも、盲目的に信じてはいけない・・・
ましてや、「美」を売る商売の我々はちゃんと自分自身で検証し、お客様が美しく、かっこよく、健康であるための商品を提供する責任があるんだとその時自覚したのです。
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