自宅で楽しく発毛キャンプ®㉑~脂漏性と壮年性の違い?~
お久しぶりです。
発毛キャンプトレーナーの椿山です。
前回のブログでは「壮年性脱毛根」について、その原因や壮年性脱毛の矛盾点などを書きました。
今回はその続きとなる「脂漏性と壮年性」という2つの脱毛根の説明と、原因、またはこの2つの脱毛根の矛盾点などについて書きたいと思います。
今回のメインである「脂漏性脱毛根」から見ていきましょう。
これでは判りにくいので、私が撮影した脂漏性脱毛根をお見せします。
これはかなりの脂漏性ですね・・・細く2本の毛髪が確認できると思いますが、同時に抜けた毛髪と比較しても、2本とも細く正常な大きさまで育ってない毛髪と見受けられます。
同時に抜けた毛髪との比較画像も載せておきます。
これほど大きさが違うという事は、抜ける場所などが違う事もあるでしょうが、元々同じ太さの毛髪であったことは間違いないと思います。
何故これ程大きさに違いが出たのかに関しては、薄毛から発毛初期の毛髪が産毛で太く成長しないといった問題にも関係してくる内容です。
それは、この写真①の脂漏性の脱毛根と大きく関係があります。
産毛が成長しない理由に、皮脂腺の肥大化が原因であるというのが有ります。
毛包上部にある皮脂腺が肥大化することによって毛髪の成長を妨げ産毛化してしまうというものです。
写真①の毛髪を見ても成長が阻害されている原因が、皮脂腺の肥大化に伴うものであると思われます。
皮脂分泌量が増え、次第に皮脂腺も肥大化していき、毛髪の成長を阻害したのではないかと考えられます。
では、ここでこの脂漏性脱毛根がネット上ではどの様に説明されているのか見てみましょう。
脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰な分泌によって頭皮に炎症が起こり、それに伴って生じる脱毛症です。 |
だったり
ホルモン作用などが引き起こす皮脂の過剰分泌が原因で起こる脱毛症だと言われています。皮脂は皮膚を守るためにある程度必要なものなのですが、過剰分泌してしまうと皮膚炎が起こり脱毛につながります。 |
こういった説明がなされています。
どちらも「皮脂腺の炎症が原因」という共通の解答になっているかと思います。
皮脂腺が炎症を起こす位皮脂分泌が過剰になっているのであれば、この脂漏性脱毛は壮年性脱毛と同じだと考えた方が良いのだろうか・・・
それとも別のとらえ方が正しいのでしょうか?
何処にもその記述はなく、勝手な考察をするならば、脂漏性は過剰な皮脂分泌をしているわけで、毛球部方面への皮脂の流れ込みは十分考えられることだという事から、脂漏性は壮年性脱毛を引き起こす確率は非常に高いと言えるだろう。
しかし、自然脱落毛に壮年性脱毛根が多い方の脱毛根が脂漏性脱毛根であるということはあまり無く、この辺りの矛盾が説明できていない。
この脂漏性脱毛の説明にもあった、皮脂腺の炎症が脱毛の原因だとすると、その炎症から起こる刺激によって粃糠性脱毛根も多くならなければ、また整合性が取れない。
この様に、一般的に説明されている「脱毛根の種類と原因」などでは、その内容の整合性がとれていないばかりか、机上の空論となっていて、現場での頭皮状況や脱毛根診断とはかけ離れた理論となっているように感じる。
かと言って、脂漏性脱毛を起こしている人が、薄毛にならないかと言われれば、薄毛になる確率は非常に高いと警告するでしょう。
では、この脂漏性を改善するにはどうしたらよいのでしょうか。
先ず気を付けるべきは、「食」です。
この食に関しては、体の不調ではすべてこの「食」が関係していると考えて間違いないと思っています。
食と一言で言っても、口にするもの全て!と思っていただきたい。
口にするものを変えない限り、体に現れたその不調は(薄毛も含め病気)改善されないという事を先ずはしっかりと認識すべきなのです。
皮脂とは=テストステロンなので、当然ながら女性より男性の方が多く分泌しています。したがって女性より男性の方が脂漏性になりやすい、または壮年性脱毛になりやすいと考えられますが、女性もある時期から発症しやすいので気を付けましょう。
それは閉経後です。
閉経後は男性ホルモンが多くなるというより、女性ホルモンの分泌が減少するため、体内の男性ホルモン量と女性ホルモン量の割合が変わってしまう事によって体に現れる現象といったところです。
これもその人が摂っている食によって大きく変わってきます。
さて、ここで先ず自分で考えてみましょう。
皮脂の分泌を促す食品とはどういったものでしょうか。
これは、私がここでいろいろと書かなくても皆さんはご存知の方ばかりではないでしょうか。
先ずは貴方が出来る事からチャレンジしましょう。
脂漏性では他にも気を付けるべき点がありますが、他の脱毛根の改善にも共通することが多いので、まだ説明していない脱毛根のところで並行して説明していこうと思っています。