常在菌 未分類 皮膚
こんにちは。
皮脂の酸化について今日も持論を展開していこうと思います。
先日セミナーでの質疑応答で、この皮脂の酸化スピードについての質問をいただきました。
「皮脂は5~6時間で酸化してしまうという話を聞いたことがあるのですが・・・」
私の答えは「NO」でした。
この5~6時間という数字がどこから出てきたのか気になっていくつかのサイトをググってみたら、ある記事(ブログ)にこの5~6時間という記述があり、確認できました。
これはあくまで商品(シャンプーや洗顔剤)を売りたいショップやメーカーの理論ではないかと思い、大学や研究所と言われるようなところの教授や研究員らの文献はないかと探してみました。
その中に、「ス ク ア レ ン の 酸化反応速度」という文献があり、内容を確認いたしました。
答えを先に言うと、「ハッキリとわからない」というのが答えではないでしょうか。
この文献の冒頭にはこのように書かれています。
「そ れ らの速度を定量的に 討 した研究 は非常 に少なく,速 度解析の研究 はほとん ど行 われ ていな い。」
そうなんです。
あまりにも研究データが少なすぎるのです。
皮脂を構成する成分は、ワックスエステル(約25%)、スクアレン(約12%)、トリグリセライド(約60%)と言われています。
このうち酸化しやすいのがスクワランという物質です。
この酸化しやすい皮脂中12%のスクワランの酸化スピードの文献の結論は
ここに回分型反 装置封入酸素 力 化より,ス クアレンの酸化反 速度を測定 し,微 小な酸化領域の酸化 動を 討し以下の点が明らかになった。 1) 過酸化物生成反 は,非 常に い誘導期とその約10³倍の速度を持った加速期の2段 階で進行する。 2) 反 過程を 起反 と反 中間体の連鎖反 を考慮した反 過程によって解析 した。過酸化物の生成速度は,反 初期では 起反 が,ま た,加 速期では連鎖反の速度によって支配されることが分かった。 3) 反 初期の誘導期と過酸化物が微量生成 して起こる加速期の両期間において,総 括的な脂質の酸化反応速度は脂 質 濃 度 に 関 して 一次 反応 で表 され,そ の 速 度 定数は次 式 の 通 りで あ る 。 k1(h-1)= 6.3×108exp (-1.1× 104/T) k2(h-1)= 8.7×1012exp (-1.2× 104/T) |
「ス ク ア レ ン の 酸 化 反応 速 度」
スクワレン以外は、脂肪酸とグリセリンに分かれ、保湿や弱酸性に保つ役割をしているわけですが、弱酸性に保つということは酸化にブレーキをかけてくれているわけです。
皮脂と常在菌のバランス、皮脂の質、そういったものが正常であれば、酸化のスピードはかなり緩やかに推移するでしょうし、紫外線などに当たる時間などでも大きく違ってくるでしょう。
トリグリセライドなどは中性脂肪なので、食べたものが大きく左右します。
そうなってくると、文献等で出された数字は確かに1つの参考値にはなるとは思うけど、その人その人によって酸化スピードは違ってきて当然ということなのです。
それに、生きている人間の皮膚上では常に皮脂膜の循環は起こっているので、表面の酸化した皮脂、その下の皮膚と密接した新しい皮脂という層になっていると思うので何時間で酸化し、皮膚トラブルになるのか!?という理論は実験レベルでは測れないと思うのです。
何が言いたいのかというと、何かの情報を受け取ったら、その情報について自分なりに深く検証する必要があるということだと思うのです。
ネットの情報にしても研究者が出した情報にしても、また、このブログの情報にしても100%正しいという情報はないと思うのです。
すべてを鵜吞みにせず、すべての情報をリンクさせ判断していかないということです。
自宅で発毛キャンプ® 講習会
こんにちは。
今週月曜日は鹿児島にて「発毛キャンプ®システム説明会」第2弾をCiero様のご協力で開催してきました。
場所は城山ホテル内にあるサロンにて行われました。
参加は、8サロン、2ディーラー12名の参加で、サロン内は移動が困難なほどギュウギュウ詰めの状態で行われました。
そのうち3サロン様は前回も参加していただいていたサロン様で、お時間を作っていただき頭の下がる思いでしたm(__)m
最前列の方はもう1mもない位至近距離で、暑苦しかったろうな~~(^^;とは思いましたが、まぁこれ位近くで話をさせていただくと、私のエネルギーが伝わっていい感じのセミナーとなりました。
このセミナーには育毛の大先輩と思しき方も参加で、名刺の肩書も凄くて、「一級毛髪診断士」「美顔術士」「日本育毛協会会員」と書いてあるじゃないですか・・・・
そんな大先輩に講習するとは恐縮したりでしたが、講習が終わり、その先輩から嬉しい言葉をいただきました。
先輩:「今日は講習ありがとうございました。目から鱗で、自分が学んできたことがこんなにも進化しているとは御見それいたしました・・・」「やっぱり育毛・発毛理論もかなり進化しているのですね・・・」
と・・・・
確かに私も30年近く発毛・育毛を研究してまいりましたが、ここ数年で飛躍的に理論が刷新され、それにより結果も数倍出るようになってきたと思います。
今までの毛髪理論や皮膚理論といった枠に囚われていると、大事なものが見えなくなってしまいます。
それにはちょっと突拍子もない観点から俯瞰的にみる必要があるのですが、今まで勉強をしっかりやってきた人であればあるほどその枠から抜け出れずに堂々巡りをやってしまいがちです。
その枠から脱出するには、常識レベルの理論に触れるのではなく、まったくアプローチの違う理論構成をし、結果を出しているメソッドに触れることです。
そうした刺激こそが今の壁をぶち破るきっかけとなると思います。
講習後も4サロンのオーナーと場所を移し、意見の交換をしました。皆さん素敵な方々ばかりで、実に有意義な時間を過ごせた鹿児島でした。
こんにちは。今回はちょっとプライベートな投稿です。
私は9/1よりプライベートであるプロジェクトを開始しました。
それは50歳の誕生日に人生史上最高の体を手に入れようというものです。
「My Best Body Project 50」です←こうやって誰かに告知しないと続かない弱っちい意志の持ち主なので(;^_^A
そのプロジェクトはさておき、表題にあったように、筋トレをやると禿る??のではないかという質問をいただきますので、私が以前体づくりをやった時の経験談を踏まえて少し解説したいと思います。
実は、私が43歳の時にダイエットの神が降臨してきました。あのダイエットのビフォーアフターの番組みたいに・・・・
それまでは、仕事柄飲み会も多く、喫煙に深酒、寝不足に暴飲暴食・・・
みるみる醜い身体に成り下がった自分の体を見て情けなくてなさけなくて突然思い立ったのがきっかけでした。
身長は168cmしかなかったのに体重は80kgを超えるか超えないかというところまでいってました。。。たぶん・・・
その時の体がこれ・・・
なんともみっともない・・・・(´;ω;`)ウッ…
この時の体重は正確には覚えていないのです。
自分の体に対してだらしなくなると、体重さえ気にしていないので体重計などに乗ることもほとんどなかったんです。
でも、今から考えると80kgはゆうにあったのではないかと思います。
一念発起しある年の5月19日よりダイエットというか、その時もかっこいい体を作ろうってことで開始したんです。
先ず始めたのが食事内容の改善、そしてランニング、筋トレでした。
最初の2ヵ月、まったく成果が出なかったりと苦労はしましたが、5か月後には62kgまで体重は落ち、ランニングも普通に10km位は走れるようになっていました。
この間、筋トレ方法や、食事内容の改善、ランニング方法等々、かなりの書籍やネットで調べては改善しということを繰り返しやっていました。
なんとか自分の中でBestに近い内容になって、安定して狙った身体に持って行っている感触はつかんでいました。
その時の最終形がこちら
まだまだ完成には程遠いですが・・・
自分の体が変わってくると、周りからいろんな質問が投げかけられます。
もちろん一番多いのが、どうやったら痩せれるのか!?です。
この質問に関しては、次のように答えます。
痩せたいなら
摂るカロリー < 消費カロリー であること
です!!当然ですよね
食事などで摂取するカロリーが、使うカロリーより多ければ脂肪として貯蓄されます。
逆に摂取カロリーより使用カロリーが多ければ、今まで貯蓄していた体内の脂肪を使いますので自ずと痩せるというのは明らかなことです。
要は、自分が摂取しているカロリーと、基礎代謝(体が何もしなくても使っているカロリー)と運動などでどれくらいのカロリーを使用しているかを「把握」するだけなのです。
これをちゃんと把握していれば、あとは使用カロリーを多くすれば痩せるわけですから話は簡単です。
次に、筋トレすると禿げるって聞くんだけど、本当なの??って質問が男性からは意外と多いんです。
これは、筋トレ=筋肉増量=男性ホルモンの増加が必須といった関連性によるものだと思います。
男性ホルモン分泌が盛んであればあるほど筋肉は付きやすくなりますからね。
ですから、筋トレは先ずスクワット系からやるのが一番効率よく筋肉がつくといわれています。
先にスクワットをやることで男性ホルモンの分泌を促し、その後の各部位の筋トレで筋肉増量していく・・・
至極簡単に書くとこんな流れで筋トレしていきます。
この男性ホルモンの分泌を上げる=禿げるとなっているように思います。
しかし、このスクワットでは、男性ホルモンと同時に、成長ホルモン=細胞修復ホルモンともいわれるホルモンの分泌も促され、活性酸素などで傷んだ細胞はこのホルモンによって修復され、若々しさを持続できるともいわれています。
あのいつまでも若々しく、ハードな芸能生活を送っていた森光子さんも毎日のスクワットは欠かさずやっていたというし
一時期流行った「美魔女」も太ももの皮下脂肪が少ない人ほど見た目年齢が若いというデータもあり、そういた方もスクワットをしていたという事からも、若さとこの細胞修復ホルモンの関係は深いと思いますので、筋トレ=禿という方程式は成り立たないと思います。
ただし、筋トレを異常にやっている人たち(ボディービルダー)などでは、極端な食事制限や、男性ホルモンの過剰投与などが考えられますので、そういった方々のハゲ率は大きいかもしれません。
しかし、通常の筋トレ(一般人が行う)位で禿げになることは考えにくいと思います。
逆に、筋トレしている人の方が、細胞修復ホルモンは増加し、血流増加をし細胞の代謝も促されますので健康的であると考えられますので、薄毛の改善にもなるのではないかと思います。
現に私がトレーニングをしっかりやっていた3年前が一番見た目年齢が若く言われていたことを考えると、適度なトレーニングは若返りが期待できると考えられます。
ということで、薄毛改善のためにも適度なトレーニングは行ったほうがよさそうです。
サプリ 医療 発毛キャンプ
『発毛に効果のある栄養素って本当になるのか!?』
薄毛改善をしたい方などによく聞かれる質問があります。。。
「○○って髪の毛に良いの??」って質問です。
例えば、「ワカメ食べたら髪の毛生えるってホント??」とか、「白髪には黒ゴマやヒジキがいいって言うけどホント??」とか「亜鉛ってサプリが髪の毛に良いって言うけどホント??」とか
とにかく何かを摂取すれば髪の毛が生えるような表現の情報について聞かれることがあるのです。
最近では理美容サロンなどに発毛キャンプ®システムをお伝えしに行った際もよく質問されるし、某メーカーなども育毛サプリをあたかも生えるような表現で販売しているので、ここでその事についてハッキリさせたいと思います。
では、「食物の旅」を簡単にお伝えしましょう。
先ず、口で咀嚼され分解酵素などである程度細かくされた食物は、食道を通り、胃へ到達します。
胃へ入った食物はさらに細かくされ、次の小腸に送られるまでの貯蔵庫の役目もします。
※胃酸はph1.5~2.5と強酸
小腸は粥状になった食物をさらに分解し、吸収した栄養をリンパと血液が全身の運ぶという順序をたどります。
この胃と小腸でアミノ酸まで小さくされ、血液に乗って全身を回り髪の毛の工場である毛母細胞まで運ばれます。
そして、そのアミノ酸は今度、毛母細胞で、ホルモンや酵素、ビタミンやミネラルなど様々な作用でタンパク合成をして、髪の毛となっていくわけです。
では、先ほど亜鉛サプリって出てきましたが、この亜鉛はミネラルの一つで、毛髪工場である毛母細胞でアミノ酸を髪の毛の99%を占めるたんぱく質に再合成させるときに役立っているということは確かなのですが。。。
はたして亜鉛を摂っていれば髪の毛が作られるのでしょうか???
逆の流れで見てみましょう。
毛乳頭に伸びている血管は毛細血管よりもさらに細い末梢血管であるといわれています。この血管が古くなっていたら?血管を流れる血流が悪くなっていたら?
はたしてこの亜鉛は毛母細胞まで届くのでしょうか???
また、血流が悪くなっていたら食物からとった栄養素や、髪の毛の材料となるアミノ酸は運ばれてくるのでしょうか???
さらに逆行してみましょう。
血流は良好だとしましょう
腸に運ばれてきた粥状の食物は、胆汁や膵液、腸内フローラ、消化ホルモンなど様々な働きを受けて小腸(十二指腸、空腸、回腸)消化吸収されるのですが・・・
さてこれは腸内環境が良ければ!?の話だと思いませんか??
また、胆汁を作り出す肝臓や胆嚢、膵液を作る膵臓の働きが正常であったらの話だと思いませんか?
漢方では、「髪は腎の華」といい、腎臓と髪の毛は密接につながっているといわれています。
このような臓器が弱っていたら、いくら亜鉛を摂ったとしても髪の毛が生えるなどといったことはないと思うのです。
また、髪の毛は皮膚の従属機関であるといわれています。
皮膚は腸と密接につながっていて、腸内環境が悪化し、腸が弱ると皮膚も荒れてきます。皮膚が荒れれば自ずと発毛にも障害が出てきます。
この様に、発毛とは毛乳頭や毛母細胞といった一部分で行われていることではなく、身体全体の健康状態や、その働きが正常であるということが最低条件になるのです。
であれば、食の改善はもちろんのこと、生活習慣、精神状態の安定、運動や睡眠など、身体と精神の健康がなくては発毛などするはずがありません。
何かさえ摂れば毛が生えてくるなどという幻想に囚われることなく、健康的な生活・食習慣を心がけることが発毛への近道なのです。
発毛キャンプ®システム説明会
発毛キャンプ 自宅で発毛キャンプ® 食
こんにちは。
もうかれこれ10年以上前、当店に薄毛改善の相談に来られた男性の方がいました。
歳は32歳、瘦せ型で身長は165㎝位だったでしょうか。
奥様に連れ添われ、薄毛の改善をしたいという事でご来店になりました。
その方の薄毛(禿げ方)は異常な禿げ方だったのです。
以下の図参照
こんな感じ
先ず、髪際線(生え際)はもちろん脱毛し、クラウン部分(つむじ)も脱毛・・・・
ここまでならⅯとOのよく見られる脱毛なのですが、この方は異質で、髪の毛の生えぎはがぐるっと薄くなっており、その上、後頭部と前頭部も薄毛になっているかなり異様な脱毛をしていたのです。(グレー部分が髪の毛がある部分)
イメージとしては、幅の広いハチマキを巻いたような状態に見えるんです。
こんな禿げかたをした方を初めてみましたので、かなりの禿を見てきた私でもちょっと動揺したのを覚えています。
先ずは原因を探るべく、綿密なカウンセリングを実施。
食習慣・生活習慣・慢性疾患や病歴・アレルギーの有無・サプリメントなどの摂取の有無・睡眠・運動・家系、ありとあらゆる可能性を探るべく質問したのですが、決め手になるような原因を見つけることができなかったんです。
原因がわからなければ改善のしようがないのです・・・・
原因がないのに30代前半でこれほど酷く抜けてしまっているというのは考えにくいことなのですが・・・
もしかしたら噓をついているのか???
しかし、奥様も横に座られてのカウンセリングでしたので、内容が違えば奥様からも指摘があったであろうし、噓をついているようには思えなかったのです。
とりあえず脱毛根診断を解析センター(当時は外部機関に解析を依頼していた)に採取した脱毛根を送り、その結果が出て、シャンプーや育毛剤、その他もろもろのオーダーメイドの薄毛改善キットを処方する方向で説明をしていました。
ただ、その方あまりお金はかけることが出来ないということで、当時毎月処方するキットの総額が月5万円ほどしていたものは現実難しそうな雰囲気・・・・
まぁ私自身も原因が解っていないのに高額なお支払いをさせる事など出来ないと思っていたので、改善は厳しいとお伝えして断ろうかと考えだしていたところでした・・・
カウンセリングも行き詰まり、次回脱毛根診断の結果だけお伝えしたい旨を伝え、時間のご来店日の予約をいただいていた時でした。
奥様がトイレに立たれたのです・・・
そこでそのお客様から
「あの・・・・実は・・・・」と聞いた言葉で原因が明らかになったのです。
厳密にはその後の改善アドバイスにより、ホームケアである事を実践していただき、3か月後にご来店になられた際にはかなり改善してしまったという事実から、その最後に聞いた内容が原因だったのだということが判明したのです。
それは・・・・
奥様が席を立たれてすぐに
お客様が言ったこと・・・
「実は、大学生の時に一人暮らししていた時からラーメンが好きで、、、毎日カップラーメンを食べているのです」
なっ!!!なにぃぃ~~~!?!?
なぜ言わなかったんだ!?!?!?今まで!!
あぁ・・・奥様がいらっしゃったからか・・・・
私は小声で「今もですか??」と尋ねると、奥様には内緒で現在も毎日食べているということ・・・・
それであれば改善方法はあるかもしれない!!
それもお金もかけずに!!
もちろん奥様には内緒でその改善方法を伝え毎日実施していただいた結果、3か月後には見違えるように改善しました。
売り上げはほとんど発生しないコンサルティングでしたが、初めての症例の検証と、その経験が得られたことは当時は大きかったことと、何よりお客様が笑顔でご報告に来られたその喜びを見れたことがなによりですよね。
(本来商売はこんなことではいけないのかもしれませんが・・・(;^_^A )
どうやって治したかについては企業秘密・・・スミマセン
最新の発毛メソッド「発毛キャンプ®システム」