ナノ化すりゃ何でもいいのか!?

前回培養液について「最近多い培養液コスメの質問にお答えします」というタイトルで書きましたが、そもそもどんなに皮膚に良いものだったとしても導入できなければ何の意味もない!という話をしたと思います。

 

中には経皮毒や経皮吸収などするはずがない!!と言い切っている素人の方が散見されますが、では経皮吸収させ効果を出す塗布薬や湿布、ニコチンパットなどはどの様にしているのでしょうね。

 

効果のある薬剤を目的のところに届ける技術であるDDS(ドクターデリバリーシステム)というものは年々研究は進み技術が向上し、導入率も向上していっているのです。

 

では、このDDS技術とないったいどんなことなのかを先ず説明したいと思います。

 

 

という事なのです。

 

DDS技術でよくつかわれるのがナノ化なんですが、このナノ化にはいろいろな技術があります。

 

今までよく耳にしたものでは「リポソーム」といったナノ化技術があります。

細胞膜と同じ2重リン脂質構造になっており、細胞膜との融和性に優れ、粒形の調節も可能で最もメジャーなDDS技術といえると思います。

 

ただ、このリポソームには弱点があるんです。

 

もし、導入したいものが「たんぱく質」で出来ているものだとすると、このリポソーム化する際に圧縮するのですが、この時60度近い熱が発生するといわれています。

 

この熱によりたんぱく質は熱変性を起こし、そのたんぱく物質は効果を発揮する事が出来なくなってしまうのです。

 

前回のブログに書いた培養液の最も重要なものは、幹細胞が培養によって増えていく際に発現するたんぱく物質(=これが成長因子や増殖因子といったGF)ですので、このたんぱく質が熱によって変性し、効果を持たなくなるというのは凄く問題なのです。

 

現在はこのナノ化技術でも熱を発しない「低温リポソーム技術」といわれるものが開発されてきていますが、どこでもが出来る技術ではまだないという事です。

 

折角の有効成分を、導入したいがためにナノ化したはいいが、熱によって効果のないものになってしまっては本末転倒なのです。

 

 

 

 

 

 

最近多い培養液コスメの質問にお答えします。

2014年、化粧品原料国際命名法(INCI)で培養液が登録され、2年ほどは手探り状態で商品化は進んでませんでしたが、去年の暮れ辺りから徐々に製品化され始め、ここ最近ではかなりのメーカーが培養液関連コスメの製造に乗り出し、数多くの商品が出てきております。

 

弊社はすでに3年半前よりこの培養液関連の商品を取り扱ってきた経緯から、多くのサロン様に培養液関連コスメの商材について多くの質問を受けるようになりました。

 

そこで、培養液コスメを取り扱うに至り、注意しないといけない事をまとめたいと思います。

 

 

先ず、培養液コスメは何がいいのか??ですよね

 

培養液は、再生医療等で使用する幹細胞を培地で培養の際に幹細胞が出すたんぱく物質がとても重要だと思います。

 

この発現するたんぱく質は成長因子や増殖因子といった細胞を賦活活性化させる成分なのです。

 

この因子のことを「GF=グロスファクター」と呼び、培養液の中には200種類のGFが発現しているともいわれています。(注:多分化幹細胞の培養時)

 

このGFは細胞ごとに種類があり、よく聞くところではEGFやFGF、IGF、HGFなどがあります。

 

このGFが各組織の幹細胞のレセプターと反応し、増殖したりするのです。

 

ですので、今までのコスメと違って、自分が持っている内在する幹細胞が娘細胞を生み出すというわけです。

 

皮膚であれば新しい皮膚細胞を幹細胞がどんどん生み出してくれますので、瑞々しい新しい皮膚細胞になり、皮膚は美しくなるのです。

 

しかし、ここで押さえておかねばならないことがあります。

 

外からこのGFを皮膚内部に入れ込むという事は簡単な事ではありません

 

皮膚には幾つかのバリア機能があり、水分保持や細菌などから体を守る役目があるので、そうやすやすとは通過させてくれません。

 

先ず、表皮の角層表面には皮脂膜が存在します。次に角層、そして表皮最後の砦基底膜です。

 

この中でも角層は強固な守りをしているのです。この角層を通り抜けなければどんなに優れたGFでさえ何の意味も有りません。

 

ここで、数字によってその辺りを具体的に見ていきましょう。

 

この角層の通過させるにはいくつかの条件があります。

 分子量が小さいこと(目安として500以下)

 適度な脂溶性を持っていること

 融点が低い

 

などが挙げられます。これは薬物を経皮吸収させる際の条件なのですが、最近では化粧品にもかなり高度なDDS(ドクターデリバリーシステム)が使われるようになりました。

 

簡単に言うと、このDDS技術がなければ皮膚は通過させることが容易ではないという事なのです。

 

先ず、角層を通過するのに必要な分子量は500以下!!

 

では、皮膚再生に必要なEGFやFGFといった成長因子はどれくらいの分子量なのでしょうか。

 

EGF=8000

 

FGF=17000

 

です。

 

角層通過の条件500の何倍の大きさがあるのでしょうか?

 

EGF=16倍

 

FGF=34倍

 

です。

 

これはそのままでは角層の上に乗っかるだけになり、内在幹細胞には届きませんし、なんの働きもしません。

 

という事は、全く無意味という事になります。

 

ここで出てくるのが分子量を小さくする技術なのですが、ここにも落とし穴があります・・・・

 

それは次号でお伝えします。

 

参考のために良く化粧品等に配合されている成分の分子量も記載しておきます。

 

コラーゲン=100000・・・・・角層通過分子量の200倍

 

ヒアルロン酸=1000000・・・角層通過分子量の2,000倍

 

そのままでは入る訳がないのです・・・・

 

図にすると一目瞭然です。

 

 

 

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メディカルアートメイクのご紹介

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本当のGFの働きとは

おはようございます。
千島学説を学んでいて、1つの理論が仮説としてですが浮かんできましたのでここに記しておこうと思います。

 

毛髪の細胞を生み出しているのが毛母細胞という事に現在ではなっていますよね。

 

毛母細胞が分化することによって毛髪を作り出していると・・・

 

これはこれで間違ってはいないと思うのですが、千島学説では血液中の血球が細胞に変わると言っています。

 

もしそうであるとするなら、この血球がいろんな細胞に変化する際に必要なものがあると思うのです。

 

例えば髪の毛であれば血球が毛髪細胞へ

肝臓であれば肝細胞へといった具合に、1つの血球がそれぞれの器官において、それぞれの細胞に分化?変化?するという事であれば、そこに何らかの「刺激」が必要となってきます。

 

この刺激という考え方はスタップ細胞理論に通じますね。

 

この刺激や情報を与えているのが器官それぞれの親細胞(幹細胞)が出すGF(グロスファクター)や、各種ホルモン、サイトカインと呼ばれる生理活性物質などではないかと思うのです。

 

今まで血液によって酸素と栄養の供給を行い、幹細胞が娘細胞(毛髪)を生み出すとなっていますが、血球自体も細胞化するという事になれば、血流がすごく大事なのではないかという事です。

 

毛細血管の各器官への接触部分では血管の口が開いているといいます。

 

毛細血管やそれよりも細い血管といわれる末梢血管は年を追うごとに消滅していってしまいます。

 

そうなることによって血球は各器官に運ばれず細胞になる事が出来ない・・・のではないか?

体の基本代謝である血流、そして血管(毛細や末梢)が健康で消滅することのない状態、また消滅した血管を作り上げる幹細胞やGFなどが発毛には最重要ではないかというものです。

 

正確には「血管内皮幹細胞」にいかにアタックするかという事。

 

これについてもう少し研究をして商品開発をしたいと思っております。

 

新ヘアサイクル理論①

ヘアサイクル

 

ヘアサイクルに関して私なりの見解があるので今回はその自説をお伝えしたいと思う。

 

先ずは今まで定説とされたヘアサイクルを復習してみよう。

 

ヘアサイクルとは。。。

毛髪一本一本には独立した寿命があり、成長→脱毛→新生を繰り返しています。

これをヘアサイクル(毛周期)といいます。

ヘアサイクルは、成長期退行期休止期の三期に分けられます。

この毛周期は男女で違い、男3~5年、女4~7年といわれている。

 

 

これが一般的なヘアサイクルの説明ではないでしょうか。

 

はたしてこのヘアサイクルは正しいのでしょうか?

 

私は今まで不変の理論というものを見たことがありません。

 

この世にある全ての現象について100%不変の答えを持っているものは全体の数%に過ぎないといわれていますので、このヘアサイクルに関しても今までの理論が正しいとはとても思えません。

 

またこのサイクル年数に関しては、頭髪についてであり、体のほかの部位の毛はまた違った毛周期を持っています。

 

ここでは頭髪についてヘアサイクルを考えていこうと思います。なぜならこのヘアサイクルを正しく?(現在考えうる正しいと思える答え)理解することによって育毛や発毛技術において的確な施術が出来るものだと考えられるからです。

 

ヘアサイクルを説明するにあたり、この図を使っていこうと思います。

なぜこのヘアサイクル図を使用するのかというと、このサイクル図が一番的確にとらえているからです。

贅沢を言うならば、退行期にみられる毛包と毛乳頭の離脱のところの図が私の考えるものと少し違っているのですが、その違いについてもこれから説明していこうと思います。

美容のセクショナリズムについて

はたして美容とは何をどう指しているのだろうか?

 

「セクショナリズムとは」の画像検索結果

美容業界といっても美容室からエステサロン、美容整形まで幅広くあり、その分野分野で軸とするものの考えた方が違うし、学ぶ分野についても違っている。

 

ここでは理容室や美容室いった師業について考えてみようと思う。

 

美容師の仕事とは何だろうか?

 

髪の毛をカットし、またはパーマをしカラーして、その造形美によってお客様の容姿を美しくすることでしょうか。

 

美容師の業とは、このカットやパーマ、カラーをすることで完結してしまっている。

 

はたしてこれでよいのでしょうか。

 

例えば、頭痛がして内科に行ったとしよう。

 

先生に

 

「目の奥が痛いんですけど・・・」

 

「鼻の横がズンズンするんですけど・・・」と言っても

 

「それは耳鼻科に行ってください。」「眼科に行ってください」という事にならないか?

 

内科であるのに体の中で起こっていることがわからない

 

医療においてではなく、その基礎となる科学そのものがセクショナリズムかされ、ジャンルが違えば全くわからない学者が多いといった笑い話に良く似ていると思う。

 

美容というのを美容師たちは髪の毛を造形する事だけとセクショナリズム化し、美しい髪の毛は心身の健康からなっているという基本をまったく意識しない。

 

また、健康の基本が「食」「睡眠」「運動」といった事で成り立つとしたなら、そのそれぞれの分野においても美のプロフェッショナルとして最低限の知識が必要となることは重々明白な事であるにもかかわらず今まで無視してきた経緯がある。

 

セクショナリズムすることでその技術や学問が深く追及され、今まで解明されなかった謎が解明され、人のお役に立つことはあるかもしれないが、セクショナリズム化されることで大事なことを見逃した理論となる危険性の方が高いように思う。

 

これからの美容師は今までの業界の常識を今一度見つめなおし、美のプロフェッショナルとして総合的且つ深くそれぞれを学ぶ姿勢が生き残れる道ではないかと考える。

 

※セクショナリズムとは

「集団・組織内部の各部署が互いに協力し合うことなく、自分たちが保持する権限や利害にこだわり、外部からの干渉を排除しようとする排他的傾向のことをいう。」

 

 

↑こういった業界に未来はないように思える。

 

 

本当に薄毛治療の未来は明るいのか?

 

理化学研究所と再生医療ベンチャーのオーガンテクノロジーズが毛髪再生の種になる細胞の大量培養記述を確立したとのニュースが上がってきた。

 

果たしてこの技術は薄毛で悩む男性のみならず女性の救世主となり得るのであろうか。

 

培養プレートの上で考えうる最善の環境を整え培養された細胞が、薄毛になった人の皮膚内で本当にうまく成長するのだろうか・・・・

 

もしうまく成長するとするならば、そもそも薄毛にはならなかったのではないだろうか。

 

この技術を生かすためには薄毛になった原因を先ずは抑え、その細胞が問題なく成長するための皮膚環境づくりは絶対必須のことであると思う。

 

 

https://www.sankei.com/life/news/180604/lif1806040040-n1.html

禿げない人は○○が奇麗

先日昭和7年生まれの音楽好きの紳士がお見えになられた際にあることに気付いてしまった。

 

フロントが少し後退して、髪の毛も細くはなっているが、86歳という年齢にしては薄毛の進行はあまりしていない方なんだが、何故この年齢でも薄毛にならずに髪の毛が健在なのかを観察してみた。

 

他にもこの方同様70代にしては・・・○○が奇麗

 

60代後半なのに・・・○○一つない

 

といった様に、薄毛になっていない男性にはある共通項があるんです。

 

それは、皮膚が奇麗ってことなんです

 

画像にある様な、老人になるとよく出来る老人性のいぼもほとんどありません。

 

逆に若いうちから薄毛になる人はこのようなイボやシミ、頭皮湿疹、皮膚の感染症など色んな皮膚トラブルを発症しているケースが多いように思います。

 

老人性のいぼには「軟性線維腫・アクロコロドン・スキンタッグ・脂漏性角化症」などがありますが、ご高齢になられても薄毛になっていない方は、このどれも少ないのが特徴です。

 

こういったことからも薄毛予防は健康な皮膚があってこそなのです。

 

健康な皮膚は、健康な身体があってのこと

 

頭皮や毛髪ばかりでなく、体の健康を目指すことが長く髪の毛と付き合っていく最善の方法なのです。

やりすぎちゃダメ

 

先日の受講者には本当に申し訳ないのですが・・・・

先日の発毛キャンプ®システム講習会の反省を忘れないように記しておこうと思う。

 

発毛キャンプ®システムは私の29年間の経験からやっと導き出したメソッドですが、このメソッドすら完全ではなく、日々薄毛のお客様に向き合いながら進化し続けているものでもあるので、常にメソッドは書き換えられ新しいものになっているのです。

 

そうなってくると以前やっていた講習内容に追加や削除項目は出てくるのですが、どちらかといえば追加の情報が多く、所定の20時間という時間で受講者にその情報をお伝えしようとすると、自ずと情報量は多くなるが、浅い情報になってしまいがちになり、受講者は理解しずらくなってしまうという事が起こってしまいました。

 

 

そもそも29年という長い年月のものをたった2日間20時間という時間内でお伝えすること自体に無理があると言ってしまえばそれまでなのですが、基本の基本、ここだけは外してはいけないという内容を作り上げていく必要があると思いました。

 

そしてその当たり前のところをいつどこでも当たり前に繰り返し伝え続ける技術こそが大切なのではないかと思いました。。。

 

さて今から資料の作り直しだな・・・・

 

これが一番大変・・・・

 

 

 

生命科学の原点

水・・・
十数年前に学ぶことをあきらめた「水」について再度学び、研究しています。

その前に何故あきらめたかというと、当時かなりこの「水」に関しては勉強して誰より詳しいと自負してました。

ところが科学雑誌では超メジャーなS誌、N誌に世界的な水の権威のある科学者が「水は解らない」(正確なコメントではない)と発表したのだ・・・

世界的権威が解らないと言っているものを、俺が学んだところで・・・となり、学びを止めたんだけれども、やはり色んなシーンでこの「水」というものは関係するし、この「水」をやっつけなければ、何となくの説明になってしまうものが多いので学びなおし開始した次第です。

「水」は結果こそすべて!みたいなちょっと宗教チックなものが多いし、結果こそすべて!ってのはある意味間違ってはいないと思うんだけども、それではいけないよね~~

学びなおして思ったことは、この十数年でかなり研究が進んでいろんなことが解ってきているという事。

私みたいにすぐに諦めず、コツコツと研究を進めていらっしゃる方がいるという事ですね。。。

見習わなければ・・・

しかし水は奥が深い・・・・